50代女性の若見えヘア!簡単にできるボリュームアップ術も
年齢を重ねるとともに気になる、髪のボリューム不足。
特に50代以降は様々な要因により、髪全体が薄くなるため、「ぺたんこ髪が気になる」「髪が薄くなり老けて見える」というお悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、50代女性におすすめしたい若見えヘアスタイルをご紹介!ボリュームアップを叶える髪型やヘアセットの方法についても解説します。
年齢とともに女性の髪が薄くなる原因とは?
髪のボリュームが不足してしまうのには様々な原因がありますが、そのひとつが加齢です。
私たちの髪の毛には分裂を繰り返すことで、毛髪を形成する“毛母細胞”と呼ばれる細胞があります。しかし、この毛母細胞の働きは加齢とともに徐々に衰えてしまうため、毛髪密度が低下し、1本1本の髪の毛が細くなったり、本数が減ってしまったりするのです。
また、女性の場合は閉経後に髪の成長に欠かせない“エストロゲン(女性ホルモン)”が減少するため、髪の毛の成長が遅れたり、抜け毛が増えたりする場合もあります。
さらに性別ごとに見ると、男性は局所的に髪が薄くなるのに対し、女性は全体的に髪が薄くなるという特徴があります。そのため、男性よりも女性のほうが髪全体のボリューム不足に悩まされやすいのです。
【50代必見】簡単にできる髪のボリュームアップ術
髪全体が薄く、ボリュームが不足すると、髪型ばかりが気になり、大好きなファッションやメイクも楽しめなくなりますよね。
そこで自分でも簡単にできる髪のボリュームアップ術をご紹介!簡単にできる方法ばかりなので、ぜひ朝のヘアセットに取り入れてみてくださいね。
①トップ部分にボリュームを出す
髪にボリュームを出したい時は、頭頂部周辺のトップ部分に膨らみをもたせるのがおすすめ!髪の重心を高い位置に持ってくることで、全体的にボリューム感のある雰囲気に仕上がります。
ブローで髪の根元を立ち上げるだけのお手軽さも、忙しい朝の時間帯には嬉しいポイントです。
<ヘアセットの方法>
1. 霧吹きやヘアミストなどでトップ部分周辺の髪の根元を軽く濡らします
2. ドライヤーでブローしながら乾かします
3. 根元が立ち上がったら最後は手ぐしで好きな髪型に仕上げましょう
一度濡らした根元を乾かして立てるだけなので、初心者さんでも簡単にヘアセットができます。
なお、ドライヤーの風圧が強すぎると、せっかく濡らして立てた髪の根元がぺたんこになる可能性もあるので、ブロー時は、強ではなく、弱の風で乾かすようにしましょう。
②前髪の範囲を増やす
前髪なしのヘアスタイルには、大人っぽい印象に見えるというメリットがあります。
しかし、全体的に髪のボリューム不足が気になる女性の場合、前髪がないことでさらに髪の量が少なく見え、薄さが目立つ可能性もあるのです。
ボリューム不足が気になる時は、意識して前髪の範囲を増やしましょう。髪のボリュームアップができるのはもちろん、可愛い印象から若見えにも期待ができますよ。
<ヘアセットの方法>
1. 霧吹きやヘアミストを使って軽く前髪を濡らします
2. コームを使って前髪の位置を決めます
3. 最後にドライヤーでブローしながら前髪を根元から乾かしましょう
ブロー時は根元から毛先にかけて乾かすと、しっかり理想とする位置に前髪を固定できます。また、ブロー後は冷風をあてて、前髪の形を整えてあげてくださいね。
③頭頂部の分け目を隠す
分け目がはっきりついた髪型は、頭皮部分が目立つため、実際よりも髪が薄い印象に見えてしまいます。また、分け目から頭皮が見えると、全体的にぺたんこ髪の印象が強くなる場合もあるのです。
ヘアセットではあえて分け目を曖昧にする髪型もおすすめ!頭皮部分を隠すことにより、50代の若見えを叶えると同時に、トップ部分のボリュームも出しやすくなります。
<ヘアセットの方法>
1. 霧吹きやヘアミストでつむじ部分を中心に軽く濡らします
2. 頭頂部の前から後ろにかけ、目の粗いブラシをジグザグ動かし分け目をぼかします
3. 最後にブラシで軽く全体を整えれば完成です
朝のヘアセットでは、まずこの方法で分け目を隠してから、前髪やトップ部分のセットを始めるのもおすすめです。
また、普段から同じ位置に分け目があると、癖がついてしまうため、入浴後に髪を乾かす際は、あえて毎日分け目の位置を変えることを意識しましょう。分け目の癖がないだけでも、朝のセットがしやすくなりますよ。
【ボリュームアップを実現】50代におすすめのヘアスタイル3選
髪のボリューム不足が気になる時は、美容院で髪型選びに悩んでしまう時もあるかと思います。
そこで50代におすすめしたいボリュームアップを叶えるヘアスタイルをご紹介!全体的な髪のボリューム不足に悩む女性は、ぜひボリュームを出しやすいヘアスタイルに挑戦してみてくださいね。
レイヤースタイル
ヘアスタイル用語の一種であるレイヤーとは、英語で「段」「断層」などを意味する言葉。レイヤースタイルとは、その名の通り、髪の上部分を短く、下部分を長くすることで段差を作るヘアスタイルです。
髪の上部分に段差をつくることにより、トップ部分にボリュームを出しやすくなります。また、そのほかにもレイヤースタイルには、小顔効果があったり、トレンド感を出せたりするなどのメリットがあるので、50代の若見え効果にも期待ができますよ。
パーマスタイル
一瞬で華やかな印象を演出するパーマスタイルは、50代女性にも人気のヘアスタイルです。簡単に髪全体にボリュームが出せるので、ボリューム不足で悩んだら、まず髪型にパーマを取り入れてみるのがおすすめです。
なかでも、ショートヘアのパーマは、若見えを叶えながらも、大人の気品感じる雰囲気が出せるので、50代女性にはぴったりのヘアスタイルです。
また、パーマスタイルは、朝の寝ぐせ直しも最低限のお手入れで済むため、ヘアセットに時間がかからないというメリットもあります。
ボブスタイル
大人っぽい印象を演出するロングヘアーですが、髪の重みによりトップ部分がぺたんこになりやすいため、髪のボリューム不足に悩む女性には不向きの髪型でもあります。
50代で若見えヘアを目指すのであれば、全体的にボリュームを出しやすい短めの髪型がおすすめです。
なかでもボブスタイルは、トップ部分にボリュームを出しやすいヘアスタイルでありながら、ふんわりとした印象を与えられる髪型です。
また、サイドを内巻きにすることで小顔効果を演出したり、毛先にハネを作ることで抜け感を出したりと、気分によってヘアアレンジが楽しめるというメリットもありますよ。
日常の中で実践したいボリューム不足対策
年齢とともに気になる髪のボリューム不足は、ヘアセットやヘアスタイルで解決することができます。
しかし、根本的な解決策にはならないため、ボリューム不足で悩んだ時は、これ以上髪の量を減らさないための習慣も意識してみるようにしましょう。
(1)頭皮マッサージを習慣にする
健康的な髪を維持するためには、頭皮の血行を良くし、髪の毛に栄養分を与えることが重要です。そこで、毎日の洗髪時は、頭皮をマッサージする習慣を意識してみましょう。
シャンプー時は、指先で頭皮を揉みこむように上下左右へと動かします。また、下から上に向かって引きあげたり、指を押し込んだりと、様々な方向から頭皮を刺激するマッサージを取り入れてみてくださいね。
(2)育毛剤を取り入れる
育毛剤は健やかな髪を保ち、ハリコシある髪を目指すことを目的とした医薬部外品です。
市販の育毛剤の中には、女性ならではの薄毛悩みに特化した商品も多く販売されているので、髪のボリューム不足に悩んだ時は、育毛剤を取り入れるのもひとつの方法です。
また、女性向けの育毛剤の中には、抗炎症作用効果のある成分を配合し、かゆみ対策ができる商品から、保湿成分を配合することにより、乾燥対策ができる商品まであります。ボリューム不足と併せ、自分の頭皮悩みに合った商品を選んでみてくださいね。
(3)生活習慣を見直す
私たちの髪の毛には、血液を通じて、食事で得た栄養分が運ばれてきます。健康的な髪を目指すには、食生活も大切になってくるのですね。
普段の食事では、髪の主成分であるたんぱく質をはじめ、健康的な髪を作るために必要なビタミンや、髪にハリツヤを与えるコラーゲンなどを意識して摂取しましょう。
また、良質な睡眠で髪の毛の再生を促したり、適度な運動により頭皮の血行を促進したりと、生活習慣を見直すことも大切ですよ。
(4)美容院や医療機関で相談をする
髪の薄毛で悩んだ時は、プロに頼るのもひとつの方法です。ボリューム不足が気になる場合は、行きつけの美容院でボリュームアップを叶える髪型を相談するのも良いかもしれませんね。
また、皮膚科や内科、専門のクリニックなど、女性の薄毛を相談できる医療機関もあります。年齢による髪の薄毛に悩んだ時は、ひとりで抱え込まず、プロに頼るようにしましょう。
自分にぴったりのボリュームアップヘアを見つけよう!
ライフスタイルが大きく変わったり、更年期の時期に入ったりする50代は、様々な要因により、髪の悩みがあらわれやすい時期でもあります。
そんな時期だからこそ、50代の自分にぴったりのボリュームアップできる髪型を見つけて、おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。お気に入りの髪型が見つかると、ファッションやメイクはもちろん、毎日の暮らしもさらに楽しめるようになるはずです。