年齢を重ねるとともに気になる肌のハリ不足。

「実際の年齢よりも年上に見られることが多い」

「鏡を見るたびに頬やフェイスラインが気になる」

「起床後しばらく枕の跡が消えずに残ることが増えた」

そんな悩みを抱えている50代女性も少なくはないかと思います。

そこで今回は、ハリ不足に悩む50代女性におすすめのスキンケア成分をご紹介！スキンケア選びのコツについても併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハリ不足が気になる肌におすすめのスキンケア成分

50代以降に気になる人も増える肌のハリ不足には、

• 保湿力が高い成分
• ハリや弾力を与える成分
• 抗酸化作用のある成分

などの働きに期待ができるスキンケア成分がおすすめです。まずは、それぞれ成分の特徴について解説していきますね。

① 保湿力が高い成分

• セラミド
• コラーゲン
• ヒアルロン酸
• スクワラン

私たちの肌は年齢とともに水分量も徐々に減少していきます。特に40～50代以降は急激に肌のうるおいが不足するため、肌も乾燥しやすく、ハリ不足になりやすいのです。

そんな乾燥によるハリ不足には、保湿力の高い成分を取り入れるのがおすすめ！

「セラミド」「コラーゲン「ヒアルロン酸」などは元々肌に存在する成分であるため、肌なじみも良く、高い保湿力に期待ができます。また、サラッとしたテクスチャーでありながら、高い保水力をもつ「スクワラン」は、肌の表面に膜を張り、うるおいを守る働きをしてくれます。

② ハリや弾力を与える成分

• レチノール
• ナイアシンアミド
• プラセンタ

ハリ不足の肌には、弾力をサポートできる成分もおすすめです。

なかでも代表的な成分である「レチノール」や「ナイアシンアミド」は、商品によっては、厚生労働省から「シワを改善する」効果効能を認められた物もあるため、ハリ不足で悩む人にはぴったりのスキンケア成分です。

「レチノール」は即効性に期待ができるものの、刺激が強いため、敏感肌の方が使う時には注意が必要です。反対に「ナイアシンアミド」は即効性に期待はできないものの、低刺激であるため、比較的手に取りやすいといったメリットがあります。

また、クレオパトラも愛用したと言われ、美白*1有効成分としても有名な「プラセンタ」は、保湿効果にも期待ができるため、ハリや弾力アップを目的として化粧品に配合されることもあります。

③ 抗酸化作用のある成分

• ピュアビタミンC
• アスタキサンチン
• フラーレン
• ビタミンE誘導体

紫外線や大気汚染、ストレスなどが原因で発生する活性酸素は、肌を酸化させ、ハリ不足の原因をつくる物質でもあります。そのため、ハリ不足対策では、抗酸化作用のあるエイジングケア*2をスキンケアに取り入れることもおすすめです。

「ピュアビタミンC」は、抗酸化作用とともに美白*1効果にも期待ができるため、年齢による肌悩みが気になる50代にはぴったりのスキンケア成分です。

同じビタミン群である「ビタミンＥ誘導体」には、肌表面での皮脂の酸化防止効果に期待ができます。

また、「フラーレン」にはビタミンＣの約100倍、「アスタキサンチン」にはビタミンEの約550倍の抗酸化力があると言われています。

【肌悩み別】スキンケア選びのコツとおすすめ成分

50代以降は、ハリ不足だけでなく、シワやシミなど様々な肌悩みが同時にあらわれる年齢でもあります。

そこで、肌悩み別にスキンケア選びのコツを解説！スキンケアのなかで取り入れたいおすすめの成分についても紹介していきます。

① たるみ×シワ

【おすすめスキンケア】

「レチノール×ヒアルロン酸」でハリ感の相乗効果を狙う！

ビタミンAの1種である「レチノール」は、厚生労働省より「シワを改善する」と効能効果の承認を受けた成分でもあります。ヒアルロン酸の産生を促進すると同時に、真皮のコラーゲン密度を高めてシワを改善するため、ハリ不足が気になる肌にはまさにぴったりの成分なのです。

また、代表的な「ヒアルロン酸」の1種である「ヒアルロン酸Na」には、肌表面に膜をつくり、うるおいをキープする働きがあります。

「レチノール」と「ヒアルロン酸」を併用することにより、ハリ感もアップ！相乗効果による実感を得やすい組み合わせなので、ハリ不足やシワに悩む人にはおすすめです。

② たるみ×シミ

【おすすめのスキンケア】

「ナイアシンアミド×レチノール」で美白*1とエイジングケア*2のダブルお手入れを叶える！

 ビタミンBの1種である「ナイアシンアミド」は、美白*1有効成分や肌荒れ防止有効成分として、長い間、多くの化粧品に配合されてきました。また、「レチノール」と同じく、厚生労働省より「シワを改善する」と効能効果の承認を受けた成分でもあります。

真皮でコラーゲンの生成を促すと同時に、コラーゲンの分解や減少を抑える効果に期待ができるため、ハリ不足で悩む肌に対しても、嬉しい働きをしてくれる成分なのです。

そんな「ナイアシンアミド」は、同じシワ改善有効成分である「レチノール」と併用することにより、相乗効果に期待ができます。シワ改善と美白*1ケアのダブルのお手入れができるため、50代以降の様々な肌悩みに寄り添ってくれる組み合わせでもあります。

また、スキンケアでは最初に比較的低刺激の「ナイアシンアミド」を使用することにより、その後使用する「レチノール」の刺激を抑える効果にも期待ができます。

③ たるみ×毛穴

【おすすめのスキンケア】

「ピュアビタミンC×ビタミンＥ誘導体」で徹底的な活性酸素対策を！

紫外線をはじめ、大気汚染、ストレス、不規則な食生活により発生する活性酸素は、肌の酸化によるハリ不足の原因にもなります。

「ピュアビタミンC」と「ビタミンＥ誘導体」は、どちらも高い抗酸化作用をもつ成分であるため、併用することにより、双方の抗酸化作用が高まる相乗効果に期待ができるのです。

ハリ不足をはじめとした、エイジングケア*2にはまさにぴったりの組み合わせなのですね。

また、「ビタミンE誘導体」には、肌荒れ防止作用もあるため、刺激の高い「ピュアビタミンC」のみを使うよりも安心できるといったメリットもあります。

④ たるみ×敏感肌

【おすすめのスキンケア】

「ヒト型セラミド×スクワラン」で肌荒れを防ぎながらハリのあるふっくら肌を目指す！

代表的な保湿成分「セラミド」には、「植物型セラミド」や「疑似型セラミド」など、複数の種類があります。そのなかでも「ヒト型セラミド」は、肌への親和性が高く、高い保湿力に期待ができる成分。特に「セラミドEOS（セラミド1）」には、肌の弾力を高める働きがあるため、ハリ不足で悩む人こそ、取り入れたい成分のひととです。

また、サラッとしたテクスチャーながら、高い保護力を誇る「スクワラン」と併用することにより、角質層のうるおいを守りながら、ハリのあるふっくら肌を目指せます。

どちらも肌なじみがよく、低刺激な成分であるため、比較的敏感肌の人でも取り入れやすいという特徴もありますよ。

お肌のハリ不足はお手入れを続けることが大切！

50代という年齢とともに気になり始める肌のハリ不足。そんなハリ不足には、肌悩みに合わせたスキンケア成分をうまく取り入れるのがおすすめです。

とはいえ、スキンケアは、すぐに効果があらわれるものではないので、時間をかけて、お手入れを続けるようにしましょう。毎日のお手入れを丁寧に行うことで、キメの整ったハリのあるふっくら肌を目指すことができますよ。

*1…メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミやそばかすを防ぐ

*2…年齢に応じたお手入れ

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