シミやくすみをはじめとした肌悩みが増える50代以降は、メイクでもカバー力を重視したい人も多いはず。

しかし、実際にメイクをしてみると、

「コンシーラーを使ってもうまくシミが隠れない」

「顔全体のくすみがカバーできず、疲れた表情になってしまう」

など、思い通りにメイクができずに悩むこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、50代女性にこそおすすめのシミやくすみを上手にカバーするメイク術をご紹介します。

【パーツ別】シミやくすみをカバーするメイク術

顔全体のくすみにはピンクとイエローのコントロールカラーを取り入れる

くすみにより、顔全体がどんより沈んで見える時は、素肌の色補正を行うコントロールカラーを下地に取り入れるのがおすすめ！

スキンケア後は、まずコントロールカラーを取り入れ、メイクの土台作りをしましょう。

頬周りのくすみには、ピンクのコントロールカラーを使用します。

ピンクには、血色の良い肌を演出し、やわらかい雰囲気を与える効果があります。トーンアップにも期待ができるので、顔全体を明るい印象へと導いてくれますよ。

また、貧血や寝不足で顔全体が青白く見える時にも、ピンクのコントロールカラーはおすすめのアイテムです。

目元や口元のシミ、頬や鼻周りのそばかすなど気になる箇所には、イエローのコントロールカラーをなじませましょう。

イエローには、色ムラを補正し、肌のにごりや色沈みをカバーする効果があります。地肌にもなじみやすいカラーであるため、悪目立ちせず、健康的な雰囲気を演出してくれます。

頬のシミには硬めのコンシーラーを使用する

頬のシミには、クリームタイプ、スティックタイプ、パレットタイプをはじめとした、硬めのコンシーラーを使用するのがおすすめです。

テクスチャーが硬めのコンシーラーは、動きや摩擦に弱いものの、柔らかめのコンシーラーよりもカバー力が高いという特徴があります。

そのため、あまり皮膚が動かない部位である頬には、高いカバー力でシミを隠す硬めのコンシーラーをぜひ取り入れてみてください。

明るすぎるカラーだと、しっかりシミを隠せない可能性もあるので、使用するのは地肌に近いカラー、もしくは地肌よりもワントーン暗いカラーを選ぶようにしましょう。

コンシーラーをシミの上に乗せたら、外向きに放射線状へと広げていきます。この時、シミの部分には触れず、シミの周囲だけをなじませていくのがポイントです。

境目を軽く指でたたいてなじませたら、最後にパウダー等で密着させれば完成です。

目元のシミやくすみは柔らかめのコンシーラーとハイライトでカバーする

顔のなかでもよく動く部位である目元のシミやくすみは、柔らかめのコンシーラーとハイライトの二重使いで上手にカバーしましょう。

柔らかめのコンシーラーは、硬めのコンシーラーと比較すると、カバー力は劣るものの、肌なじみがよく、保湿力が高いという特徴があります。

目元は皮膚が薄く、動きも多い部位なので、リキッドタイプ（アプリケーターや筆ペンなど）のように柔らかめのコンシーラーを使用するのがおすすめです。

また、軽いつけ心地であり、動きが多い部位にもしっかり密着するリキッドタイプのコンシーラーには、比較的ヨレにくいというメリットもありますよ。

まずは、目元のシミやくすみ部分に少量のコンシーラーを乗せ、スポンジや指で軽くたたきながら、なじませていきましょう。1度だけできれいにシミがカバーできない場合は、再度少量を薄く重ねづけしてみてください。

ただし、重ね塗りが増えれば増えるほど、のっぺりとした印象になる可能性があるので、塗りすぎには注意してくださいね。

コンシーラーで目元のシミやくすみをカバーしたあとは、少量のハイライトをブラシにとり、上からなじませます。ふんわりハイライトを入れることにより、光の効果でシミやくすみが目立たなくなります。

また、目元まわりが明るい印象になるため、シミやくすみによる疲れ顔を払拭する効果にも期待ができますよ。

【50代必見】スキンケアで気をつけるポイント

気になるシミやくすみは、メイクアイテムを上手に活用することで、きれいにカバーすることも可能です。とはいえ、シミやくすみが増えれば増えるほど、日々のメイクも大変になってしまいますよね。

そこで50代からは、シミやくすみをカバーするメイク術を習得すると同時に、これ以上シミやくすみを増やさないためのスキンケアも意識してみましょう。

まずシミ対策には、UVケアがなによりも重要！

シミができる主な原因は、紫外線ダメージにより発生するメラニンの過剰生成にあります。特に50代以降は、ターンオーバーの周期も徐々に遅くなり、メラニンの排出がしづらい年代でもあるため、今まで以上に日焼け対策には力を入れるようにしましょう。

365日日焼け止めを塗るのはもちろん、食事やサプリメントなど、内側からのUVケアも意識してみてくださいね。

また、顔全体が疲れた印象に見えるくすみは、乾燥が原因で起こります。

日々のスキンケアでは、保湿第一のお手入れを心がけましょう。化粧水や乳液を使用したベーシックケアを丁寧に行うのはもちろん、50代からは+@のスペシャルケアも取り入れるのがおすすめですよ。

スペシャルケアアイテムには、特定の肌悩みに働きかけてくれる美容液や、集中的にうるおいを与えられるフェイスマスクやアイシート。目元や口元の乾燥しやすい部位を保湿できるポイントケアアイテムなど、様々な種類があります。

どれも長く使い続けることが大切なので、自分が使いやすいと感じるアイテムを取り入れ、継続的なお手入れを行ってくださいね。

メイクやスキンケアでシミ・くすみ対策を！

市販のメイクアップアイテムのなかには、シミやくすみをきれいにカバーする万能コスメもたくさんあります。顔の印象を変えたい時には、ぜひ便利なコスメを取り入れ、50代からのメイクを楽しみましょう！

また、毎日のスキンケアでは、シンプルながらも丁寧なお手入れを心がけながら、これ以上シミやくすみを増やさないための対策を意識してみてくださいね。

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書いた人

ライター：LISA

＜プロフィール＞
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。

＜所有資格＞
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ