【50代のシミ講座】今日から気をつけたい!シミを増やさないための生活習慣
「肌のシミをケアする」と聞くと、多くの方が真っ先に美白*化粧品をイメージするのではないでしょうか。
しかし、美白*化粧品以外にもシミ対策として実践できるお手入れはたくさんあるのです。
そこで今回は、これ以上シミを増やさないために意識したい生活習慣についてご紹介!どれも日常の中で簡単に取り入れられる習慣ばかりなので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
*メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ
シミを増やさないための生活習慣6選
(1)UVケアは1年を通して行うのが鉄則!
シミの主な原因である紫外線は、1年を通して、私たちの肌に降り注いでいます。時期や天候により、紫外線の強さは多少変わるものの、基本的に冬でも曇りの日でも、紫外線は地表まで届くため、365日UVケアを意識することも立派なシミ対策になるのですね。
紫外線が強い夏は、日焼け止めと併せて、帽子、日傘、アームカバーなどの紫外線対策グッズを上手に取り入れましょう。また、冬は夏ほど万全の紫外線対策は必要ではないものの、肌を守るためにも日焼け止めは忘れずに塗るようにしてくださいね。
(2)洗顔やクレンジングでは肌摩擦に気をつける
肌への強い摩擦ダメージも、メラニンを生成し、シミができる原因につながる悪習慣のひとつです。特に洗顔やクレンジング時のゴシゴシ洗いは禁物!顔を洗う時は、力を入れすぎないように常日頃から意識しましょう。
ジェルタイプやバームタイプなど、テクスチャーが硬めのクレンジング剤は、そのまま顔に乗せると広げる時に肌摩擦の原因となるため、必ず手のひらで温め、柔らかくしてから肌になじませてくださいね。また、洗顔では、手のひらと肌表面が直接触れないように洗顔料を泡立てると、不要な摩擦を防ぐことができますよ。
(3)質の良い睡眠をとれる環境をつくる
一見、シミと関係がないように思える睡眠ですが、実はシミができる原因とも深いかかわりがある習慣なのです。
というのも、良質な睡眠をとることにより、私たちの体内では“成長ホルモン”と呼ばれる物質が分泌され、肌を含む体全体の修復が行われます。そのため、不規則な睡眠や寝不足、レム睡眠(浅い睡眠)が続くなど、乱れた睡眠環境が続くと、成長ホルモンがうまく分泌されず、肌のターンオーバーにも悪影響を及ぼしてしまうのです。
肌のターンオーバーが乱れると、生成されたメラニンもうまく排出されず、シミとなって残る可能性もあります。
質の良い睡眠は、結果的にシミを増やさない習慣にもつながるため、就寝前はアルコールやカフェインを控えたり、軽いヨガやアロマで気持ちを整えたりなど、眠りやすい環境をつくるようにしましょう。
(4)シミ予防に効果的な食事を意識する
食生活もシミを増やさないためには、大切な習慣のひとつです。なかでも、おすすめの栄養素がビタミンCです。ビタミンCには、メラニンの沈着を抑え、生成されたメラニン色素を還元する作用があるため、シミ予防にも効果が期待できます。
ビタミンCは、体内に蓄えることができず、必要以上に摂取すると尿として排出される性質があるため、一度に大量に摂取するのではなく、一日数回に分けて摂取するようにしましょう。
また、新陳代謝を促し、シミの排出をサポートする作用に期待ができるビタミンAもおすすめの栄養素です。
紫外線は、3~4月頃から夏頃にかけて特に強くなるため、この時期は、積極的にビタミンCやビタミンAを含む食材を食事から摂取してみてくださいね。食事で摂取することが難しい場合は、サプリメントを頼るのもひとつの手段ですよ。
(5)自分なりのストレス発散方法を身につける
私たちの肌を酸化させる原因のひとつである活性酸素は、紫外線、大気汚染、乱れた食生活だけでなく、ストレスでも発生します。この活性酸素が発生すると、メラノサイトを刺激し、メラニンの生成を促すため、シミの原因につながる場合もあるのですね。
また、ストレスにより、ホルモンバランスが乱れることでも、シミの原因となるメラニンは生成されます。
過度なストレスも、シミをつくる原因になるため、ストレスをためない生活を意識することも、シミ予防の面では大切な習慣になります。
とはいえ、現代社会において、ストレスをためずに生きることは、案外難しいものです。そんな時は、家族や友人とでかけたり、軽い運動をしたり、お気入りの映画や音楽に癒されたりなど、自分なりのストレス発散方法を身につけ、うまくストレスと付き合える習慣を心がけてみましょう。
(6)飲酒や喫煙などの習慣は極力控える
飲酒や喫煙などの習慣は、シミをはじめ、肌に悪影響を及ぼすことでも知られています。
たとえばお酒には、利尿作用があるため、摂取量が増えれば増えるほど、体内の水分が奪われます。同時に肌に必要な水分まで失われる可能性も高いため、お酒を飲めば飲むほど、肌も乾燥しやすくなるのです。乾燥した肌は、紫外線や摩擦によるダメージも受けやすくなるため、結果的にシミの原因につながってしまうのですね。
また、煙草は、肌老化の原因となる活性酸素を発生させたり、体内のビタミンCを破壊したりします。活性酸素による酸化や体内のビタミンC不足は、結果的にシミができる原因にもなるのです。
飲酒や喫煙などの習慣は、シミだけでなく、シワやたるみなど様々な肌悩みにつながるので、美肌を目指すうえでは極力控えるようにしましょう。
スキンケアと生活習慣で万全のシミ対策を!
シミを予防するためには、丁寧なスキンケアも大切になってきます。しかし、スキンケアだけでは、十分なシミ対策ができない場合もあるのです。
これ以上シミを増やさず、美肌を目指したい方は、ぜひ、スキンケアと併せて、シミを予防するための生活習慣も意識してみてくださいね。
【参考文献】
・正しいスキンケア事典(高橋書店)
この記事を
書いた人
ライター:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ