shopping_cart 0
¥0

現在カート内に商品はございません。

【50代の美容百科】あなたはいくつ知ってる?<美容都市伝説>のウソ・ホント

PCやスマホの登場により、手軽に美容情報が手に入るようになった現代。普段からSNS等を通じて、最新の情報をチェックしている方もきっと多いのではないでしょうか。


しかし、巷に流れる美容情報のなかには、実は根拠のないデマが混ざっていることも……!


そこで今回は、“美容都市伝説”の嘘 or 本当を徹底解説!すべて正解した方は、美容情報通として自信をもって良いかも?


【美容都市伝説】~スキンケア編~


Q. 化粧水はたっぷりつけるほど肌のうるおいもアップする

 

A. 【ウソ】肌(角質層)に化粧水が浸透する量には限りがあります


化粧水をはじめ、市場に並ぶ一般化粧品は、基本的に肌表面の角質層にまでしか浸透しません。この角質層の厚さは、わずか0.02mm!サランラップ1枚と同じくらい薄いのです。


つまり、角質層に浸透する水分量には限りがあるため、化粧水をたっぷり重ね付けしても、うるおいがアップすることはありません。化粧水は、メーカーが推奨する量をなじませるのが、正しい使い方なのですね。



Q. 無添加化粧品=悪い物が入っていないから肌に良い

A. 【半分ウソ】無添加だからといって必ずしも肌に良いとは限りません


無添加化粧品とは、その名の通り、特定の添加物を使用していない化粧品のことをさします。


現在、日本では明確な定義はないものの、主に「石油系合成界面活性剤」、「パラベン(防腐剤)」、「合成香料」、「鉱物油」など、肌トラブルの原因になりやすい添加物を除く商品を無添加化粧品と呼ぶことが多くあります。肌トラブルの原因になりやすい添加物を除いているため、特定の添加物でアレルギーを起こしやすい人には、おすすめの化粧品です。


しかし、その他の配合成分が必ずしも、肌トラブルの原因にならないとは言い切れないため、無添加化粧品=絶対に肌荒れを起こさないとは限らないのです。



Q. フェイスマスクを入浴中に使用すると肌がうるおう

 

A.【ウソ】汗をかいた状態ではフェイスマスクの効果も半減します


入浴中は湯船に浸かりながら、フェイスマスクを使用する習慣がある人も意外と多いかもしれません。


しかし、入浴中は体温もあがり、汗をかきやすい状態になっています。汗をかいた状態でフェイスマスクを使用しても、シート肌の間に汗がたまるため、うるおいや美容成分がしっかり角質層に浸透せず、効果も半減してしまうのです。


フェイスマスクは、入浴中ではなく、入浴後にしっかり汗を拭き取った状態で使うのが正しいケア方法ですよ。



Q. 化粧水を冷蔵庫で冷やすと肌への浸透力もアップする

 

A.【半分ウソ】基本的には冷蔵庫での保管はNG!(ただし例外もあります)


冷蔵庫で化粧水を冷やすと、ひんやりした使用感が楽しめ、浸透力もアップしているように感じます。しかし実は、化粧品を冷やすことにより、角質層への浸透力が高まるという科学的根拠はありません。


むしろ、1日に何回も開閉し、温度変化が起こりやすい冷蔵庫で保管すると、化粧水の品質が劣化する恐れもあるのです。化粧水は、冷蔵庫ではなく、直射日光を避けた常温で保管するようにしましょう。


ただし、ごく稀に冷蔵庫でも保管が推奨される商品もあります。その場合、メーカー推奨の取り扱い方法に従い、冷蔵庫で保管することに関しては問題ありませんよ。



Q. 同じ化粧品を使い続けると肌が慣れて効果も薄れる

 

A. 【ウソ】むしろ肌に合っている証拠なので使い続けるのがおすすめ


同じ化粧品を長く使い続けていると、変化も感じづらく、効果が薄れたと感じてしまう時もあるかもしれません。しかし、化粧品が肌に慣れるという科学的根拠はありません。


この場合はおそらく、マンネリがひとつの原因です。初めて手に取る化粧品は、その新しさから感動や高揚感を得やすくなります。しかし、長く使い続けると、その使用感が当たり前になるため、感動しない=肌が慣れたと勘違いする場合もあるのです。


むしろ、変化を感じづらいということは、言い換えれば、肌トラブルなく使い続けられる相性の良い化粧品である証なので、今後も使い続けるのがおすすめですよ。


【美容都市伝説】~生活習慣編~




Q. お肌のゴールデンタイムは22時~深夜2時の4時間である


A.【ウソ】眠りの時間よりも眠り始めの質が美肌の鍵を握っています


昔から言われ続けている“お肌のゴールデンタイム”。一般的に22時~深夜2時にしっかり睡眠をとると、美肌になるという豆知識が広がっていますよね。しかし実は、このお肌のゴールデンタイムにも科学的根拠はなく、むしろ近年は、寝る時間よりも眠りの質が重要であることがわかってきました。


私たちの体内では、睡眠中に“成長ホルモン”と呼ばれる物質が分泌され、肌をはじめとした細胞の修復が行われます。そして、この成長ホルモンの分泌が最も盛んになるのが眠り始めの3時間なのです。


就寝では、眠り始めの3時間にいかに深い眠りにつけるかが美肌の鍵を握るので、時間ではなく、眠りの質を意識してみてくださいね。



Q. 水を1日に2リットル飲むと美肌になる


A.【半分ウソ】水分補給は必要ですが、必ずしも2リットル飲む必要はありません


肌にとって欠かせないうるおいを維持するためにも、水分補給は欠かせない習慣のひとつです。そんな水分補給に関しては、昔から「1日2リットルの水を飲むのが美容に良い」といわれていました。


しかし、人により1日に必要な水分量は違ってくるため、必ずしも2リットルの水分を摂取しなければいけないというわけではありません。むしろ、水分を摂りすぎることにより、胃腸が冷えたり、身体がむくんだりと、美容面では逆効果になる可能性もあるのです。


美容を意識するうえで水分補給は大切ですが、飲みすぎには注意!生活の中では、喉が渇いた時やお風呂上がりに意識して水分を摂取する程度でも十分ですよ。



Q. 入浴中に汗をかくと毛穴汚れもきれいに洗い流せる


A.【ウソ】汗をかいても毛穴の汚れは落ちません


入浴中にたっぷり汗をかくと、毛穴が開き、汚れもスッキリ落ちた気分になりますよね。しかし、実はこれも嘘。いくら汗をかいても、毛穴に詰まった汚れは簡単に落ちません。


というのも、私たちの肌に備わっている汗腺(汗を肌表面に送り出す器官)は、体温調節を行うために存在します。そのため、汗腺から出てくるものは、水分の中に含まれるアンモニアや塩分など、水溶性の排せつ物のみ。毛穴の汚れは、ほとんど排泄されないため、汗をかいても毛穴汚れが落ちるという根拠はないのです。


美容都市伝説は正しい情報のみを取り入れよう!

さて、みなさんは何問正解したでしょうか?


様々な美容情報が飛び交う現代ですが、なかには、間違った情報が簡単に目に入る時もあります。美意識を高め、美肌を維持するためには、情報の信憑性をしっかり確認することも大切です。


新しい美容情報をキャッチした時は、簡単に信じず、しっかりと根拠を確認したうえで、正しい情報だけを日々の美容習慣に取り入れてみてくださいね。


【参考文献】

・正しいスキンケア事典(高橋書店)

・美容成分大全(ナツメ社)





この記事を
書いた人

writer_lisa

ライター:LISA

<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。

<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

カテゴリ一覧

ページトップへ