【50代の美容百科】自分の肌質は?おすすめのスキンケアも解説!
「自分に合う化粧品が見つからない」「肌悩みが多いけど解決策がわからない」など、誰しもが肌に関する何かしらの悩みを持っているのではないでしょうか。
そんな肌悩みを解決するためには、まず自分の肌状態を知ることが大切です!特に肌質は季節や年齢、生活習慣により変わることもあります。常に自分の肌質を知ることが、肌悩み解決の近道でもあるのですね。
今回は、簡単に自分の肌質がチェックできる美容診断を用意しました!肌質ごとのおすすめスキンケア方法と併せてご紹介します。
肌質の種類について
私たちの肌は水分量と皮脂量のバランスにより、肌タイプが決まります。
理想の肌質と言われる“普通肌”は、水分と皮脂のバランスが整っており、カサつきやニキビなどのトラブルも少ない肌タイプです。
しかし年齢や季節、生活習慣などにより肌の水分と皮脂のバランスは崩れやすいため、普通肌を維持し続けるのは難しく、多くの方は以下4種類のどれかに当てはまると言われています。
<乾燥肌>
皮脂が少なく、水分も不足している状態の肌状態。主にカサつきや肌荒れ、乾燥による小じわなどの肌悩みが多い。
<脂性肌>
皮脂も水分も多い肌状態。うるおいはあるものの、皮脂が多いためベタつき、ニキビや毛穴悩みが起こりやすい。
<混合肌(インナードライ肌)>
皮脂は多いものの、水分が不足している肌状態。顔の部位ごとにより差があり、皮脂の多いTゾーンはテカリ、うるおい不足のUゾーン(頬周り)や目元は乾燥しやすい。
<敏感肌(ゆらぎ肌・乾燥性敏感肌)>
一定の成分が合わなかったり、季節の変わり目などに肌が荒れやすかったりする肌状態。元々の体質を除くと、主な原因は乾燥であることが多く、ゆらぎ肌や乾燥性敏感肌とも呼ばれる。
【美容診断】肌質タイプチェック!
では早速、自分の肌質タイプをチェックしていきましょう!
これから紹介する6つの質問に対し、①~④の中で特に当てはまる項目を選んでみてくださいね。
【Check.1】起床後の肌状態は?
① カサつきが気になる
② ベタつきが気になる
③ ベタつきとカサつきのどちらも気になる
④ カサつきが気になり、たまにかゆみも感じる
【Check.2】洗顔後の肌状態は?
① 肌がつっぱる感じがする
② 何もしなくても肌がベタつく
③ Tゾーンのみベタつきを感じる
④ 肌がピリッとした刺激を感じる
【Check.3】メイクノリの良さは?
① メイクがうまくのらずに粉を吹く
② 皮脂とメイクがすぐに混ざってしまう
③ 下地やファンデーションが均一にのらない
④ 日によってはメイク中にピリピリした刺激を感じる
【Check.4】夕方の肌状態は?
① カサつきとつっぱりでメイクは粉を吹く
② テカリが目立ちメイクもボロボロ
③ 目元だけがカサついている
④ 季節の変わり目だとかゆみや赤みが出ることもある
【Check.5】自分の肌に合うと思う化粧品の種類は?
① とろみのあるテクスチャーの化粧品
② さっぱりしたテクスチャーの化粧品
③ 夏場はさっぱり、冬場はとろみのあるテクスチャーの化粧品
④ 合う化粧品と合わない化粧品の差が激しい
【Check.6】今の肌状態で一番の悩みは?
① 乾燥、カサつき、目元の小じわ
② テカリ、ニキビ、開き毛穴、詰まり毛穴
③ カサつき、ニキビ、小鼻の詰まり毛穴
④ 赤み、かゆみ、ピリピリとした刺激
さて、一番多く当てはまったのは何番だったでしょうか?
① が多い … 乾燥肌
② が多い … 脂性肌
③ が多い … 混合肌(インナードライ肌)
④ が多い … 敏感肌(ゆらぎ肌・乾燥性敏感肌)
である可能性が高いので、自身の肌質チェックの参考にしてみてくださいね。
【肌質別】おすすめのケア方法
肌質ごとに効果的なスキンケアの方法も変わってきます。肌質別におすすめのスキンケア方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
① 乾燥肌
水分も油分も足りない乾燥肌には、徹底的な保湿対策が何よりも重要!スキンケアでは保湿成分(ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなど)を配合したアイテムを活用しましょう。
日々のスキンケアでは、朝夜共に化粧水・乳液・クリームの3点を取り入れたお手入れを心がけてくださいね。水分蒸発を防ぐためにも、クリームは油分多めでエモリエント効果(肌の水分蒸散を抑え、柔らかく保つ効果)に期待ができる商品を選ぶと良いでしょう。
また、スペシャルケアとしてブースター(導入美容液)や美容液を取り入れるのもおすすめ!ブースターは肌をやわらかくし、その後のスキンケアの浸透をサポートしてくれます。カサつきだけでなく、ゴワつきが気になる人にもぴったりのアイテムです。
美容液は、保湿成分配合の商品を選ぶようにしましょう。化粧水だけでは補えないうるおいを与えることができ、保湿力アップに期待ができますよ。
② 脂性肌
水分も油分も多い脂性肌は、油分を控えながらも基本のスキンケアを行うことが大切。日々のスキンケアでは、油分少なめでさっぱりした使用感のアイテムを選んでみてくださいね。
繰り返しニキビに悩む人にはアクネ菌のエサになりにくいノンコメドジェニックコスメがおすすめです。
また、クリーム独特のベタつきが苦手な人には、ジェルタイプのアイテムがおすすめです。保湿力が物足りないと思われがちなジェルクリームですが、グリセリンやスクワランなどの保湿成分配合の商品であれば、さっぱりした使用感でありながらも、エモリエント効果にも期待ができます。
③ 混合肌(インナードライ肌)
油分が多く、水分が不足している混合肌(インナードライ肌)は、部位ごとに合わせたスキンケア方法がおすすめ!
角質層のうるおいを補うためにも、化粧水は保湿成分配合の商品を選びましょう。
そして化粧水をなじませた後は、ベタつきが気になるTゾーンのみに乳液を使用し、乾燥が気になるUゾーンや目元はクリームを塗っていきましょう。部位ごとに油分量を調整することで、パーツごとに必要なお手入れが可能になりますよ。
また混合肌(インナードライ肌)の主な原因は、肌の乾燥です。そのため、スキンケアでは乾燥肌と同じく、ブースターや美容液を取り入れるのもおすすめです。
④ 敏感肌(ゆらぎ肌・乾燥性敏感肌)
敏感肌(ゆらぎ肌・乾燥性敏感肌)は、乾燥対策の保湿ケアと併せ、極力刺激を排除したスキンケアを心がけましょう。特に敏感肌の人の場合は、肌刺激になる可能性の高い添加物が入っていない無添加アイテムを選ぶのがおすすめです。
また、季節の変わり目や月経前は特に肌が敏感に傾きやすい時期でもあります。複数のアイテムを使用することにより、特定の成分が肌刺激となる可能性もあるので、ピリつきを感じやすい時期は、敏感肌向けのアイテム1~2点のみのシンプルケアでお手入れを完了させましょう。
なお、敏感肌でも比較的使用しやすいと言われる保湿成分は、もともと肌に存在する「アミノ酸」「セラミド(ヒト型セラミド)」「スクワラン」の3種です。
そのほかにも、抗炎症作用に期待できる「グリチルリチン酸ジカリウム」も敏感肌向けの化粧品に多く配合されている成分なので、これらの成分が配合された商品を選んでみてくださいね。
肌質に合ったケアを意識してみよう!
乾燥によるカサつきが気になる肌質の人もあれば、過剰な皮脂によるテカリが気になる肌質の人もいます。肌悩みが増えたと感じた時は、まず自分の肌状態を知り、肌質に合ったスキンケアを意識してみてはいかがでしょうか。
この記事を
書いた人
ライター:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ