【50代の健康講座】中高年期の女性にはサプリメントがおすすめ!選ぶポイントもご紹介
スーパーや薬局などで購入できるサプリメントは、暮らしの中で簡単に栄養補助を行える便利な食品です。
そんなサプリメントですが、なかには、
「何となく摂り続けているけど、結局何に効果的なの?」
「サプリメントを試してみたいけど、種類が多くて選び方がわからない」
など、ちょっとした疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サプリメントについて徹底解説!サプリメントのメリットから上手な選び方までをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそもサプリメントって?
サプリメントとは、食べること、もしくは栄養分を補給することを目的とした栄養補助食品。英語で「補う」「補足」などの意味を持ちます。
サプリメントと聞くと、健康に良さそうなイメージをもつ人も多いのではないでしょうか?
しかし、サプリメントは医薬品と違い、あくまでも栄養を補助する役割をもつ食品。薬のように治療を目的として使用されることはなく、あくまでも1日3食バランスのよい食事を行ったうえで摂取することが推奨されています。
今現在、日本の法律では、サプリメントに対する統一した定義はありませんが、一般的に“特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品”がサプリメントと呼ばれます。
そんなサプリメントは、法律的に一般食品に分類されるため、医師や薬剤師の診断を必要としません。そのため、薬局やスーパーなどで気軽に購入できるというメリットがあります。
また、厚生労働省から発表されている「健康食品やサプリメントの利用状況」の調査によると、約3割の人がサプリメントを毎日利用しており、過去の利用経験を含めると約8割がサプリメントを摂取した経験があるとの結果もでているのです。
50代にこそサプリメントがおすすめの理由
(1)忙しい日々の中で気軽に栄養補給ができる
厚生労働省から発表されている“食事のバランスガイド”では、毎日の食事を「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」と5つのグループに区分したうえで、1日の目安が示されています。
バランスの良い食事は、健康や美容はもちろん、生活のQOL向上にもつながるため、日頃から意識したいところです。
とはいえ、50代は仕事と家庭の両立などで、何かと忙しい年代。1日3食バランスの良い食事を摂り続けるのが難しい時もあります。手軽に足りない栄養素を補給できるサプリメントは、そんな忙しい50代女性の心強い味方になってくれるのです。
(2)中高年期に不足しがちな成分をサポートする
私たちの身体は、加齢に伴って様々な変化が現れます。
たとえば、年齢とともに運動量や筋肉量が低下すると、エネルギーの必要量が減るため、お腹も空きにくくなり、食欲も落ちます。また、年齢を重ねるごとに、胃腸をはじめとした内臓機能の働きが低下することで、食欲が低下したり、昔ほど量が食べられなくなったりする場合もあるでしょう。
とはいえ、中高年期は、体に必要な栄養素も体内でつくられにくくなるため、日々の栄養補給は欠かせません。食事で摂取できない分をサポートするという点でも、サプリメントはおすすめなのです。
(3)目的に合わせて選びやすい
様々な悩みが出やすい50代女性のなかには、「サプリメントを取り入れたいけど、何を選べば良いかわからない」という人もいるはず。
基本的に市販のサプリメントは、パッケージや商品説明の欄に配合されている栄養素が記載されています。そのため、悩むことなく、目的に合わせて選びやすいといったメリットもあります。
- 栄養バランスが気になる人 … ビタミン類
- 乳製品不足が気になる人 … カルシウム、マグネシウム
- 魚介類をあまり口にしない人 … DHA
- 若々しい毎日を送りたい人 … コエンザイムQ10、コラーゲン
- ハツラツと元気に過ごしたい人 … 高麗人参、にんにく
サプリメントを選ぶ時は、食事だけでは不足していると感じる栄養素を含んだ商品を手に取るようにしてみてくださいね。
サプリメントを選ぶ時のポイント
(1)原材料表示を確認する
サプリメントを選ぶ時は、原材料表示を必ず確認するようにしましょう。
なかでも注意したいのが「〇〇抽出物」「〇〇エキス」など、具体的な物質名が不明な原材料です。一言で「抽出物」と記載されていても、“どれくらいの量”を、“どのような方法”で、“どの部分を抽出した”かが不透明であるため、一概に安全であるとは言い切れません。
サプリメントを手にする時は、原材料名がしっかり表示された商品を選ぶようにしてくださいね。
(2)製造元や販売元を確認する
国内で食品を販売する際は、食品衛生法により定められたルールに基づき、商品を取り扱う義務があります。
そのため、サプリメントを購入する際は、商品のパッケージに問い合わせ先(製造者や販売者)が表示されているかも重要です。製造元や販売元が一目でわかることにより、成分や含有量、製品について不明点がある場合、すぐに問い合わせることができます。
また、ごく稀に市場に出回る「無承認無許可医薬品」は、故意に薬の成分を添加している商品であるため、特に注意しましょう。海外からの輸入品や個人輸入などには気をつけ、必ず、製造元や販売元がわかる商品を手に取るようにしてくださいね。
サプリメントの素朴な疑問
Q.薬とサプリメントの違いは?
医師の判断により処方される薬は、病気の治療、もしくは予防を目的としたもので、医薬品に分類されます。対して、サプリメントは、栄養補給や健康維持を目的とした一般食品。食事だけでは不足しがちな栄養素を補ったり、健康的な体づくりを支えたりと、美容や健康をサポートする役割をもっています。
Q.サプリメントはいつ飲めば良い?
サプリメントには、薬のように摂取量やタイミングに決まりはありません。そのため、自分の好きなタイミングで摂取することが可能です。ただし、薬ではないものの、過剰に摂取すると副作用を起こす場合もあるため、必ず、パッケージに記載の目安量を守るようにしましょう。
Q.サプリメントは何で飲むと良い?
特に決まりはないものの、水道水の中に含まれる塩素はビタミンを破壊し、お茶、コーヒー、紅茶などに含まれるタンニンは鉄分の吸収を妨げる可能性があります。サプリメントを摂取する時は、ミネラルウォーター、もしくは塩素除去された水で摂取するのがおすすめですよ。
Q.サプリメントを飲む時に注意することはある?
サプリメントは一般食品に分類され、スーパーや薬局などでも簡単に購入できる商品です。そのため、通常の食品と同じく、摂取する際の指定やルールはありません。
ただし、健康食品と薬を併用することの安全性については、解明されていない部分があります。また、健康食品に含まれる成分の中には、医薬品との相互作用により、影響が想定される事例もいくつかあるのです。
今現在、病気にかかっている人や薬を飲んでいる人は、必ず事前に担当の医師や薬剤師に相談してくださいね。
50代からはサプリメントを毎日の習慣に!
年齢を重ねるごとに、体力も食欲も落ち、何となく栄養不足を感じる人も珍しくありません。
そんな時は、食事で足りない栄養素を手軽に補給できるサプリメントを手に取り、ぜひハツラツとした毎日をおくりましょう。
【参考文献】
・いわゆる「健康食品」のホームページ – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html
・健康食品の正しい利用法 – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin00.pdf
・健康食品やサプリメントの名称について – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf
・食事バランスガイド(基本編) - 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-007.html
・加齢と食欲の変化 – 健康長寿ネット
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/koureisha-shokuji/karei-shokuyoku.html
・「健康食品」・サプリメントについて - 日本医師会
https://www.med.or.jp/people/knkshoku/
・日本化粧品検定1級対策テキスト(主婦の友社)
この記事を
書いた人
ライター:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ