年齢を重ねるにつれ、普段のスキンケアだけでは肌悩みが解決できず、物足りなさを感じる時もあるかもしれません。

とはいえ、新しいスキンケアアイテムを投入しても、結果的には長続きしなかったり、お手入れのステップが増えることが苦痛になったりする場合もあるのではないでしょうか。

そこで今回は、今ある手持ちのスキンケアアイテムのみでスペシャルケアする方法をご紹介！今日から実践できるテクニックが満載なので、ぜひ気になるお手入れ方法を試してみてくださいね。

追加アイテムは不要！簡単にできるスペシャルケア方法6選

（1）スキンケアは顔と一緒に首も保湿する

首のシワは、体の中でも特に年齢があらわれやすい箇所です。さらに首は、皮脂腺が少ない部位であるため、普段から乾燥対策を心がけたいところ。

そこで、毎日のスキンケアでは、顔と一緒に首の保湿ケアも行うようにしましょう。

顔の内側から外側にスキンケアアイテムをなじませたあとは、そのまま手のひらを首まで下げ、首回りやデコルテ部分も一緒に保湿ケアしてみてください。特別なアイテムを必要とせず、手間もかけずに首の保湿ケアを簡単に行うことができますよ。

（2）シートマスク前に化粧水を肌になじませる

シートマスクと聞くと、“普段より丁寧にケアができる化粧水”というイメージをもつ人も多いかと思います。しかし実は、シートマスクには化粧水タイプと美容液タイプがあり、商品により、使用方法も変わってくるのです。

手持ちのシートマスクを確認し、使用方法に「化粧水のあとに～」と書いていたり、特に順番の指定がなかったりする場合は、洗顔後、シートマスクを使用する前にまずは化粧水を肌になじませるようにしましょう。

シートマスクの前に化粧水をなじませることにより、肌が柔らかくなり、角質層に美容成分も届けやすくなります。

（3）シートマスクに乳液を塗って保湿効果アップ

手持ちのアイテムでスペシャルケアを行いたい時は、シートマスクと乳液を組み合わせて使うのがおすすめです。

手順は至って簡単！シートマスクを肌に乗せたあと、シートの上にまんべんなく乳液をオンするだけです。通常のケアよりも美容成分が角質層になじみやすくなり、保湿効果アップにも期待ができますよ。

また、うるおいを与えたあとは、そのままシートマスクをひっくり返し、乳液がついた面を肌の上に乗せてみてください。手で塗るよりも効率よく、均一に水分と油分を与えられるので、手持ちアイテムだけで簡単なスペシャルケアが実現します。

（4）就寝前に追い保湿を行う

保湿ケアでは、水分と油分の両方を肌に届けることが大切です。そのため、夜のスキンケアでは、化粧水でうるおいを与えてから、乳液やクリームで水分蒸発を防ぐための蓋をすることが第一です。

とはいえ、肌が乾燥しやすいタイプの人だと、しばらくするとすぐに乾燥を感じ、就寝前には肌がサラッとしてしまう場合もあるのではないでしょうか。

そんな時は、就寝前にもう一度クリームを塗り、追い保湿を行いましょう。油分をメインに構成されたクリームを重ねることで、就寝中の水分の蒸発を防ぎ、夜の乾燥対策を効率よく行えます。

（5）乾燥がひどい日は朝に夜用クリームを使用する

スキンケアクリームのなかには、昼用と夜用の2種類が用意されているブランドもあります。そして、基本的に夜用のクリームは、昼用のクリームと比較し、油分が多めに含まれている場合がほとんどです。

そのため、日中の肌乾燥が気になる時は、あえて朝のスキンケアで夜用クリームを使用するのもおすすめです。昼用クリームよりも、高いエモリエント効果に期待ができますよ。

ただし、夜用クリームは油分が多い分、ベタつきも気になるアイテムです。ベースメイクの仕上がりやメイク崩れに影響を及ぼす可能性もあるので、使用量には気をつけましょう。

（6）日中の乾燥対策に保湿美容液を持ち歩く

日中、メイクの上からできる乾燥対策と聞くと、多くの人が保湿スプレーをイメージするかと思います。実際にオイルインタイプの保湿スプレーであれば、メイク崩れを防ぎながら、手軽に日中の乾燥対策ができます。

しかし、さらにワンランク上の乾燥対策をしたい時には、保湿スプレーよりも、保湿成分配合の美容液を取り入れるのがおすすめ！乾燥が気になる時は、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が入った美容液を持ち歩き、こまめにケアするようにしましょう。

少量の美容液を手のひらに広げ、乾燥が気になる部分を軽く押さえるようになじませれば、メイク崩れを防ぎながら、保湿スプレーよりも高い乾燥対策に期待ができますよ。

手持ちアイテムだけでコスパ良くスペシャルケアを！

スキンケアのスペシャルケアと聞くと、新たなアイテムを取り入れる必要があると考える人も少なくはないでしょう。しかし、スペシャルケアは、手持ちのアイテムだけで叶えることも可能なのです。

普段のスキンケアに物足りなさを感じた時は、今あるアイテムを上手に活用し、ワンランク上の特別なお手入れを実践してみましょう！

【参考文献】

・日本化粧品検定協会（https://cosme-ken.org/）

・正しいスキンケア事典（高橋書店）

・メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた（ダイヤモンド社）

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書いた人

ライター：LISA

＜プロフィール＞
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。

＜所有資格＞
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ