ここ数年、耳にする機会も増えてきた“フェムケア”というワード。とはいえ、何となく言葉の意味はわかっているものの、具体的に何がフェムケアであるのかは、詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、フェムケアの意味から魅力までをご紹介。女性ならではの悩みをもつ方にこそ、にフェムケアをおすすめしたい理由についても解説します。

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書いた人

LISA

＜プロフィール＞
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。

＜所有資格＞
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

フェムケアとは？

フェムケアとは、「フェミニン（女性）」と「ケア（お手入れ）」を掛け合わせた用語です。その名の通り、女性の身体をケアするためにつくられた商品やサービスのことを指します。

そもそも、私たち女性の身体は生涯を通して大きく変化します。また、生理、妊娠、出産、更年期により不調をきたすことも珍しくはありません。そんな女性の身体をサポートし、QOL（生活の質）を高めることを目的に、フェムケアは近年広がりを見せているのです。

なかでも、代表的なフェムケアのひとつがデリケートゾーンのお手入れです。デリケートゾーンと呼ばれる膣周りは、汗、皮脂、尿、生理の経血などが混ざり合う部分。さらに複雑な形状をしていることから、汚れや垢も溜まりやすく、湿りやすい環境でもあるため、雑菌も増殖しやすいのです。まさに名前の通り、デリケートな部分であるため、多くの女性が何かしらの悩みを抱えやすい部位なのです。

また、皮膚は場所により角層の厚さが異なり、化粧品や外用薬の吸収率に差が出ます。これを“経皮吸収率”と呼びます。デリケートゾーンは、全身の中でも特に経皮吸収率が高く、前腕屈側（腕の内側）の経皮吸収率を1倍とした場合、デリケートゾーンの経皮吸収率は約42倍とも言われているのです。そのため、直接洗浄するものや塗るものは、肌以上に注意して選び、正しいケア方法を行うこともフェムケアでは大切になってくるのです。

＜女性にありがちなデリケートゾーンの悩みとは？＞

① 蒸れや臭い

すべての女性が経験する生理は、基本的に月1回訪れます。生理中は心身の不調が起こりやすいだけでなく、経血や生理ナプキンなどによる蒸れも起こりやすい状態です。特に夏場は、通常以上に生理中のムレで不快感や痒みが悩みとなる場合も。また、蒸れた状態に汗や皮脂などが加わると、臭いの原因にもつながります。

② 乾燥による痛み

皮膚が薄いデリケートゾーンは、乾燥しやすい部位でもあります。デリケートゾーンが乾燥する原因は様々ですが、そのひとつにホルモンバランスの乱れがあります。特に更年期を迎えると、女性ホルモン（エストロゲン）が減少するため、顔や体だけでなく、デリケートゾーンも乾燥によるうるおい不足に陥ってしまうのです。デリケートゾーンが乾燥すると、刺激が痛みとなり不快感がうまれる場合もあるでしょう。

デリケートゾーンのフェムケア法やおすすめ商品

デリケートゾーンの悩みを解決するには、

・常に清潔な環境を保つこと

・肌と同じく保湿でうるおいを与えること

の2つが重要になってきます。

また、デリケートゾーンの悩みを抱える人に向け、昨今は、様々なフェムケア商品も登場しています。

• 月経カップ　…　経血が空気に触れないため臭い対策ができる
• オーガニックの生理ナプキン　…　肌触りや通気性が良いため蒸れにくい
• デリケートゾーン専用ソープ　…　必要なうるおいを残しながらデリケートゾーンの洗浄ができる
• デリケートゾーン専用保湿剤　…　デリケートゾーンにうるおいを与えることで乾燥を防ぐ
• 膣洗浄器　…　直接洗浄することにより、膣内から清潔に保つ

そのほかにもサプリメントから下着まで、市場には種類豊富なフェムケア商品があるので、便利なアイテムを上手に活用することも、フェムケアの一環になるのですね。

フェムケアが女性にもたらす嬉しい効果

① 蒸れや臭いを軽減

デリケートゾーンを常に清潔に保つことは、気になる蒸れの軽減にもつながります。蒸れが軽減すれば、自然と気になる臭いも落ち着く方向に向かいます。蒸れによる不快感に悩まされたり、人と会う時に臭いを気にしたりする必要もなくなるはずです。

② 乾燥による痛み対策

デリケートゾーンは繊細な部位なので、うるおいが不足し乾燥すると、ちょっとした刺激も痛みとして伝わります。痛みがひどいと、トイレのたびに我慢しなければいけないなんて場合も。そんな痛みを防ぐためにも、肌のスキンケアと同じく、デリケートゾーンも日頃から余分な皮脂や汗だけを洗い流し、しっかり保湿をしてあげるのがおすすめ。うるおいのある環境をつくることにより、乾燥による痛み対策も可能になります。

③ 生理中のストレスからの解放

生理中は、特にデリケートゾーンの悩みを抱えやすい時。そのため、普段からデリケートゾーンのお手入れをしつつ、生理中にも使用できる便利なフェムケアグッズを取り入れることができれば、生理中のストレスも軽減できます。生理中、トイレに行くたびに嫌な蒸れや臭いに悩まされる日々からも解放されますよ。

④ メンタルの安定

ホルモンバランスに左右されやすく、生理、PMS、更年期などに悩まされることも珍しくない女性。そこにデリケートゾーンの悩みが加わると、苛立ちや気分の落ち込みなどで、過度なストレスもたまりますよね。デリケートゾーンが健やかな状態であることは、身体だけでなく、心身にも良い影響が与えられるため、メンタルの安定にもつながるのです。

初めてのフェムケアには「インクリア」がおすすめ！

女性のQOLを向上するためにも大切なフェムケア。とはいえ、「何となくフェムケアについては理解したものの、結局、何から始めれば良いのか悩んでしまう…」という人もいるはず。

そんな人におすすめなのが、膣洗浄器「インクリア」です。

私たちの膣内は、pH値3.8～4.5の弱酸性を維持することにより、健やかな環境が保てると言われています。しかし、生理や更年期、生活習慣の乱れ、ストレス等で女性ホルモンのバランスが乱れると、膣内の善玉菌（乳酸桿菌）も減少。pH値が乱れ、デリケートゾーンにありがちな臭い、乾燥、痒みなどの悩みにつながってしまうのです。

インクリアには、女性が理想とするデリケートゾーンのpH値に合わせた弱酸性のジェルが使用されています。直接、膣内に乳酸（pH調整剤）を注入することで、pH値をサポート。膣内環境を整え、うるおいあるデリケートゾーンへと導いてくれるのです。

手を汚さずに使え、コンパクトで持ち運びに便利な点もうれしいポイントのひとつ。また、注入して1分でケアが完了するので、手間がかかるお手入れは続かないという人にもぴったりです。

「デリケートゾーンの乾燥による痒みや痛みに悩んでいる」

「話題のフェムケアを始めたいけど、何を行えばいいかわからない」

そんな悩みを抱える人は、ぜひ一度、初めてのフェムケアにもおすすめのインクリアを手に取ってみてはいかがでしょうか。

フェムケアで快適な日々を手に入れよう

日本でも年々広まりを見せるフェムケアは、女性ならではの悩みをサポートし、心身ともに心強い味方となってくれる存在です。なにより、デリケートゾーンの悩みが解決できれば、日常の不快感や苛立ち、落ち込みも軽減されるはず。「毎日を快適に楽しく過ごしたい」という女性は、ぜひこれを機にフェムケアをはじめてみましょう！

【参考文献】

・日本化粧品検定2級3級対策テキスト（主婦の友社）