【コスメコンシェルジュ直伝】冬こそ要注意!水分補給のコツと美容にいい飲み方とは?
汗をたくさんかく夏は積極的に水分補給を行っていた方も多いと思います。しかし、徐々に気温が下がり始める冬は喉も渇きにくくなるため、ついつい水分を摂る機会も減ってしまいがちになりますよね…。
そこで今回は冬こそ注意したい水分補給のコツをご紹介。健康面はもちろん、美容面でも効果的な飲み方を解説するので、冬にかけて水分補給を意識してみましょう!
この記事を書いた人
LISA
この記事を書いた人:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ
水分補給が大切な理由とは?
私たちの身体の約60%は水分でできています。そんな水分は体内に酸素や栄養分を届けたり、不要な老廃物を尿として排泄したり、汗を出すことで体温を調整したりなど、健康な身体をつくるために欠かせません。また、健やかな肌や髪を維持するにも必要な存在なのです。
言い換えれば体内に水分を補給しないと、健康や美容の面で様々な悪影響が及んでしまうのですね。特に夏と比較し、冬は喉が渇きにくいことから水分補給の量や回数が減るので、意識して摂取することを心がけましょう。
なお、「水をたくさん飲めば飲むほど良い」とも言われこともありますが、汗の量や運動量から必要な水分量も人により異なってきます。身体にとって必要な量以上の水分を摂取すると、かえってむくみを招くことで肌の代謝が悪くなる可能性もあるため注意しましょう。
身体や肌にとって適切な水分量は人により異なるものの、一般的には1日に1.5~2Lの水分を食事と飲み物から摂取するのが目安と言われているので、この量を参考に水分補給を行ってみてくださいね。
健康のための水分補給のコツ
① コップ1杯の水を1日8~10回に分けて飲む
私たちの体内にある水分は汗や尿として排出されるため、一度に大量の飲み物を摂取してもあまり意味がありません。一般的にはコップ1杯の水を1日8~10回程度に分ける飲み方が理想と言われるため、一度に大量に水分補給をするのではなく、少量をこまめに分けて飲むことを意識してみてくださいね。タイミングとしては水分が失われやすい起床時、運動の前後、入浴の前後、就寝前に水分補給を行うのがおすすめです。
② カフェインは1日2杯までにおさえる
コーヒー、紅茶、日本茶などに含まれるカフェインには、神経を興奮させ、血管を収縮させる作用があります。特に就寝前にカフェインを摂取すると、良質な睡眠を妨げ、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意しましょう。なにより、過剰なカフェイン摂取は健康面でもデメリットが多いため、水分補給を行うときはカフェインが入った飲み物は極力避け、最低でも1日に2杯までにおさえるようにしてくださいね。
③ 糖分が多い飲み物は避ける
ジュース、スポーツ飲料、炭酸ドリンクなど糖分が多い飲み物は、血糖値を上げる原因にもつながります。さらに肥満、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高める可能性もあるため、健康面を考えると極力避けるのがおすすめです。また、糖を摂取することにより、飲めば飲むほど、逆に喉が渇いてしま場合もあるので、糖が多い飲み物での水分補給も控えるようにしましょう。
④ 季節を問わず温かい飲み物を摂る
冷たい飲み物は身体を内側から冷やすことで、代謝を悪くしてしまいます。健康を考えるのであれば、季節を問わず、水分補給は温かい飲み物で行うのがおすすめですよ。特にお風呂上がりは冷たい飲み物をおいしく感じる瞬間ですが、せっかく芯から温めた身体を冷やす原因につながるので控えるようにしてくださいね。もしも入浴直後で身体がほてり、温かい飲み物を摂るのが難しい場合は、常温の水で水分補給をするようにしてみましょう。
美容に効果的な水分補給のコツ
① 軟水よりも硬水を選ぶ
一般的に軟水は口当たりも柔らかいため、日本人に好まれる水です。ただし美容観点だけで見れば、軟水と比較し、ミネラル成分が豊富に含まれる硬水を摂取するのがおすすめ!硬水に含まれるマグネシウムが腸に働きかけることで、便秘を改善したり、カリウムが体内の塩分を促すことでむくみ予防ができたりなど、嬉しい効果に期待ができますよ。
② 炭酸水で美容効果アップを狙う
炭酸水に含まれる炭酸には、胃腸を刺激することで腸のぜん動運動を活性化させ、胃腸の働きをサポートしたり、血流を促すことで代謝をアップし、冷え性対策ができたりなど、嬉しい効果が満載です。また、お腹にガスが溜まることで満腹感が得られるので、食べ過ぎ防止も防げます。美容効果を狙いたい時は、積極的に炭酸水を飲むのもおすすめですよ。
ただし、炭酸水は飲みすぎると胃腸に過度な刺激を与え、下痢や腹痛が起こる可能性もあるので、最初は適量から始めるようにしましょう。また、そのまま炭酸水を飲むのが苦手な場合は、レモンやライムなどのしぼり汁を入れてみると口当たりも良くなりますよ。
③ 時間帯やシーンに合わせたハーブティーを飲む
美容に良い飲み物としても有名なハーブティーは、カフェインを含まないので、日常の水分補給にもぴったりです。一言でハーブティーといっても種類が豊富なので、シーンに合わせて選ぶようにしてみてくださいね。
たとえば朝はすっきりするミント、昼はビタミンCたっぷりのローズヒップ、夜は眠気を誘うカモミールと時間ごとにハーブティーの種類を変えるのもおすすめです。また、美肌づくりには抗酸化作用のあるルイボスティーを。疲労がたまった時はリラックス効果のあるジャスミンティーをと、シーンごとに種類を選ぶのも良いかもしれませんね。
④ 冬は飲み物+しょうがで冷え対策を
身体を温める食材として知られるしょうがは、発汗作用や胃腸を整える働きに期待ができます。冷えが気になる冬場には、積極的に摂りたい食材でもあるのですね。そんなしょうがは飲み物との相性もぴったり!食事の汁物にしょうがを入れたり、紅茶やハーブティーにしぼり汁を入れたりと、しょうがをプラスした水分補給でさらなる美肌を目指しましょう。
冬こそ健康と美容のための水分補給を意識しよう!
喉が渇きにくい冬は水分不足にもなりやすい時期であるため、日頃から意識して飲み物を摂る習慣を身につけることが大切です。日常のなかでは定期的に水分補給をする時間帯をつくりつつ、健康や美容にも良い飲み方を心がけてみるようにしましょう。
【参考文献】
・日本化粧品検定2級3級対策テキスト(主婦の友社)
・正しいスキンケア事典(高橋書店)