ふと鏡を見ると、目尻の小ジワが目立ったり、肌全体がくすんだ印象になっていたりなど、ちょっとした変化に気づくことはありませんか？

もしかするとそれは、エイジングケア*をはじめるタイミングをあらわす“エイジングサイン”かもしれません。

今回は、日常の中で意識したいエイジングサインについてご紹介。サインがあらわれた時に取り入れたいエイジングケア*の方法についても併せて解説します。

この記事を書いた人
LISA

この記事を書いた人：LISA

＜プロフィール＞
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。

＜所有資格＞
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

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しっかりチェックしよう！エイジングサインとは？

エイジングサインとは、肌の老化によりあらわれる肌悩みのことを指します。一言でエイジングサインといっても部位ごとに違った変化があらわれるので、日常の中では小さなサインを見逃さないようにしっかり鏡でチェックしてくださいね。

① 肌のカサつきやゴワつき

肌の水分量は生まれた瞬間から徐々に減少します。また、40代以降は皮脂量も急激に減少するため、肌にとって必要な水分や油分が足りず、乾燥しやすい状態になってしまう場合も。

乾燥した肌はうるおいが不足したり、角質が厚くなったりしやすいため、肌のカサつきやゴワつきがエイジングサインとしてあらわれることもあります。

② 目尻の小ジワ

目元は顔の中でも特に皮膚が薄い部位であり、乾燥もしやすいパーツです。乾燥により肌表面のしなやかさが失われると、小ジワと呼ばれる浅いシワができやすくなります。この小ジワもエイジングサインのひとつです。

そんな目元の小ジワは放っておくと深いシワになるので、見つけた瞬間にケアをはじめるようにしましょう。

③ シミ

本来であれば、紫外線等で生成されたメラニンはターンオーバーとともに排出されます。しかし、年齢を重ねるとターンオーバーのサイクルも徐々に遅くなってしまうため、メラニンが排出されずに残り、シミとなりあらわれる場合もあるのです。

基本的にシミはセルフケアで消すことは困難ですが、ごく初期の薄いシミであれば対策が可能な場合もあります。薄いシミもエイジングサインになるので、見つけたら早めに対策を行いましょう。

④ ほうれい線

たるみの一種であるほうれい線は、頬の熱い脂肪を支える皮膚や皮下組織がたるむことであらわれるエイジングサインです。また、加齢による顔の筋肉の衰えやホルモンバランスの乱れも、肌の弾力不足によるほうれい線をつくる原因につながります。

加齢によるたるみがひどくなると、ほうれい線も目立つようになるため、早い段階からケアを取り入れるのがおすすめですよ。

⑤ たるみ毛穴

加齢により真皮内部のコラーゲンやヒアルロン酸が減少すると、肌もハリや弾力不足になります。弾力を失った肌は毛穴を支えきれなくなるため、皮膚が毛穴に落ち込むこみ、たるみ毛穴が生じる原因につながるのです。

また、落ち込んだ毛穴同士が帯状につながると、目立つたるみ毛穴になってしまうため、毛穴のエイジングサインも見逃さずにチェックしましょう。

⑥ 黒くま

加齢とともに肌のハリや弾力が低下すると、目の下に凸凹ができやすくなります。目の下の皮膚は年齢とともに薄くなるため、たるんだ凸凹が目の下で陰になることで、黒くまとしてあらわれる場合も。

また、加齢により目元周りの眼輪筋が衰え、脂肪がずり下がることでも黒くまはできてしまうため、目立つ前からお手入れで対策を行うことが大切です。

おすすめのエイジングケア*方法5選

エイジングサインがあらわれたら、真っ先にエイジングケア*を取り入れて対策を行うことが肝心です。スキンケアはもちろん、日常生活の中でも取り入れられるエイジングケア*も積極的に行い、年齢肌のお手入れを行いましょう。

① エイジングケア*化粧品に切り替える

乾燥をはじめとしたエイジングサインは、エイジングケア*を取り入れるタイミングであると同時に、スキンケアを見直すタイミングでもあります。これ以上年齢肌を目立たさないためにも、この機会にぜひエイジングケア*向けの化粧品に切り替えてみましょう。

もしも今使用している化粧品がまだ余っている場合は、美容液やアイクリームなど、通常のお手入れにプラスして取り入れられるエイジングケア*化粧品から始めてみるのもおすすめですよ。

② エイジングサインに応じた美容成分を取り入れる

一言でエイジングケア*といっても、市場には様々なアイテムが揃っています。また、配合されている美容成分ごとに期待できる効果も異なるため、エイジングケア*化粧品を取り入れる時は、自分の肌悩みに合う成分を配合した商品を選ぶようにしましょう。

◆乾燥によるゴワつきが気になる　…　セラミド、コラーゲンなど

◆薄いシミがあらわれはじめた　…　ピュアビタミンC、トラネキサム酸

◆小ジワやほうれい線が目立つ　…　レチノール、ナイアシンアミド

◆キメの乱れやくすみをケアしたい　…　ヒト幹細胞培養液エキス

なお、成分同士には相性もあるため、エイジングケア*化粧品を取り入れる時は、一度にたくさんの成分を取り入れずに、最初は1～2つほどの成分から試してみてくださいね。

③ ホームピーリングをはじめる

年齢とともにターンオーバーのサイクルが遅れると、肌のキメの乱れや小ジワ、シミなどの原因にもつながります。そんな時におすすめなのがホームピーリングケアです。肌のゴワつきをはじめとした悩みがあらわれたときは、古い角質を物理的に剥がしてあげるピーリングケアを行ってみましょう。

ピーリングケアは、肌負担も大きいお手入れになるので、肌の調子が良い時に行うようにしてくださいね。また、洗い流すタイプのアイテムであれば、基本的にはどんな肌質でも使用でき、比較的刺激も少ないので、初めてのピーリングケアとしてもおすすめです。

④ 栄養バランスの良い食事を意識する

若々しく、健康的な肌を維持するためには、外側だけでなく内側からのケアも大切。特に食事から得られる栄養素は肌をつくる土台にもなるので、栄養バランスの良い食事を意識したいところです。

美肌食の基本は、たんぱく質からビタミンまで、ありとあらゆる栄養素をバランスよくとることなので、3食の食事では、肉や魚はもちろん、野菜もバランスよく食べることを意識しましょう。

また、美肌に欠かせない野菜類ですが、生野菜は身体を冷やす原因にもつながるので、食べすぎには注意してくださいね。

⑤ こまめな水分補給を行う

私たちの肌は生まれた時から年齢を重ねるごとにうるおいが減少しています。うるおいが不足すると、乾燥をはじめとした様々な肌悩みも起こりやすくなるため、日常生活の中では、1年を通してこまめな水分補給を心がけるようにしましょう。

喉が渇く前に飲み物を口にすることを意識すると、体内へも十分な水分が行き届きます。また、冷たい飲み物は体を冷やし、代謝が悪くなる原因をつくるため、なるべく温かい飲み物を口にするようにしてくださいね。

エイジングサインを見逃さずにチェックしよう！

年齢を重ねるごとに、20代や30代の時とは違う肌悩みがあらわれることは珍しくありません。そんな肌悩みをこれ以上増やさないためにも、日常の中ではエイジングサインを意識しながら鏡を見るようにしましょう。そしてエイジングサインを見つけたら、1日も早いエイジングケア*でお手入れを始めてあげてくださいね。

*年齢に応じたお手入れ

【参考文献】

・日本化粧品検定2級3級対策テキスト

・正しいスキンケア事典（高橋書店）