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【コスメコンシェルジュ直伝】エイジングケアに取り入れて!人気&おすすめの美容成分8選

新しく化粧品を選ぶ時の判断材料にもなる美容成分。魅力的な成分が配合されていると、思わず手に取り試してみたくなりますよね。


とはいえ、一言で美容成分といってもその種類は様々。「結局どの成分が私の肌には合うの?」「具体的にどのような効果に期待ができるの?」と疑問に感じることもあるかと思います。


そこで今回は定番から隠れ人気まで、おすすめの美容成分8選をご紹介!エイジングケア*¹にもぴったりの成分ばかりなので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。




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この記事を書いた人
LISA

この記事を書いた人:LISA

<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。

<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

ビタミンC

代表的な美容成分でもあるビタミンCは、シミ、シワ、毛穴、ニキビなど様々な肌悩みに働きかける万能成分です。


主にチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きを抑えたり、メラニンを生成するメラノサイトの働きを防いだりする役割をもちます。また、肌老化の原因となる活性酸素の発生を抑えたり、コラーゲンの生成を促したりもするため、エイジングケア*¹を始めたい時にはぴったりの成分でもあるのですね。


なかでも、ビタミンCの本体であり、ピュアビタミンCとも呼ばれるアスコルビン酸(L-アスコルビン酸)は、即効性に期待ができます。その反面、熱や光に弱く、酸化もしやすいため、化粧品では特定の成分と統合し、安定化させたビタミンC誘導体が配合される場合も多々あります。


とはいえ、近年はピュアビタミンCの状態でも安心して使用できる技術が各メーカーから開発されているので、使用方法を守り、正しく使えば、問題なく普段のお手入れに取り入れることができますよ。


レチノール

ビタミンAの一種であるレチノールには、ターンオーバーを促したり、表皮に存在するヒアルロン酸の生成を促進させたりする働きがあります。


また、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンの生成も促進するため、医薬部外品有効成分に限り、シワを改善する効果も認められているのです。シワを改善する有効成分として承認が得られたレチノールは、他のレチノールと区別するため“純粋レチノール”と呼ばれます。


レチノールは油溶性成分であるため、基本的には美容液やクリームに配合されることがほとんどです。


なお、レチノールは熱や光に弱いため、化粧品では他の物質を統合させ、安定させたレチノール誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールなど)が配合されることもあります。また、近年はレチノールに似た働きを持ちながらも、低刺激で使用しやすく、“次世代レチノール”とも呼ばれるバクチオールも高い注目を集めています。


ナイアシンアミド

ナイアシンアミドは、美白*²、肌荒れ、シワ改善と3つの有効成分として承認を受けている成分です。


ハリや弾力を保つうえで欠かせない真皮の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンを生成することによりシワを改善します。また、ターンオーバーを促し、セラミドの生成を促進することでバリア機能を高めるため、乾燥による肌荒れ対策も行えます。


そのほかにも、メラニンを抑える美白*²効果や肌老化の原因になるフリーラジカルの除去効果。消炎作用やニキビ予防の作用など、多方面から肌へと働きかけてくれる優秀な成分なのです。


また、同じシワ改善効果をもつ油溶性のレチノールと異なり、ナイアシンアミドは水溶性のため、化粧水やジェルなどのサラッとしたアイテムにも配合できるという特徴があります。


ペプチド

ペプチドは複数のアミノ酸が繋がった状態の化合物です。アミノ酸が2個繋がっているものはジペプチド、3個繋がっている場合はトリペプチドと、繋がった個数により成分の呼び方も変わります。


そんなペプチドは、肌のハリや弾力を保つのに欠かせないコラーゲンやエラスチンの生成をサポートする成分です。若々しく健康的な肌を目指せるので、顔全体がこけた印象に見える時や若々しい肌を維持したい時など、ハリ不足が気になる人こそ取り入れたい成分でもあります。


その他にも保湿効果や肌の保護作用にも期待ができるので、肌にツヤを与え、キメも整えます。さらにペプチド自体は分子が小さい成分であるため、角質層のすみずみに浸透させやすいというメリットもあるのです。


また、白玉点滴で近年高い注目を浴びているグルタチオンもペプチドの一種なのですよ。


幹細胞培養液

私たちの体内にもともと存在する幹細胞には、分裂して自分のコピーを生み出す“自己複製能力”と、異なる機能の細胞を生み出す“分化能力”が備わっています。肌ではこの幹細胞の働きにより、日々新しい細胞が生み出され、肌の生まれ変わりを促すサポートが行われているのです。


幹細胞培養液は、そんな幹細胞を増殖させた際に残る培養物から取り出した培養液やエキスを使用した成分です。美容成分では、主にヒト由来と植物由来の幹細胞培養液エキスが使用されます。


ヒト由来(ヒト脂肪細胞順化培養液、ヒト骨髄幹細胞順化培養液など)には、体内にもともと存在し、加齢とともに失われるたんぱく質の一種・成長因子が豊富に含まれています。また、植物由来(リンゴ果実培養細胞エキスやアルガニアスピノサカルス培養エキスなど)には、肌ダメージをケアする効果や肌にツヤを与える効果に期待できると言われています。


どちらも肌にツヤやハリを与える期待ができるため、エイジングケア*アイテムに配合されることも多い成分です。


フラーレン

フラーレンは、肌老化の原因となる活性酸素を肌表面で除去する効果に期待ができる成分です。他の抗酸化成分とは異なり、活性酸素を取り込み、分解するという2段階のメカニズムで作用するため、様々な活性酸素の除去に期待ができます。


また、注目すべきはフラーレンの抗酸化力です。フラーレンは持続力が高い成分であり、その抗酸化力はビタミンCの100倍以上とも言われています。その優秀さから、近年はドクターズコスメと呼ばれる美容医療専門医が監修した化粧品に採用される機会も多いのですよ。


さらに紫外線にも強いという特徴があるため、シワ予防をはじめとしたエイジングケア*におすすめの成分です。


アスタキサンチン

アスタキサンチンは鮭や蟹、海老などにも含まれるカロテノイド(赤い色素)の一種です。


脂質を酸化させ、コラーゲンを分解することで、シワやたるみの原因になる一重項酸素(酸化力が強い活性酸素の一種)の働きを抑える効果に期待ができます。その強さは、ビタミンEの約1,000倍とも言われるのだとか!


また、表皮の炎症を予防し、メラニンの生成を抑える働きも報告されているため、美白*²効果や肌荒れ予防にも期待ができる成分でもあるのです。


アルジルリン

アミノ酸が統合してできたペプチドの一種であるアルジルリンは、ボトックス注射が禁止されているスペインで開発された成分です。


表情ジワの原因にもなる表情筋の収縮を和らげ、リラックスさせることにより、シワを予防する効果に期待ができます。手軽にシワ対策ができることから、別名「塗るボトックス」とも呼ばれる成分でもあるのですよ。


なお、アルジルリンは持続しての使用が推奨されているため、化粧品として取り入れる際は、長く使い続ける形でお手入れに組み込むようにしましょう。


自分の肌に合う美容成分を見つけよう!

化粧品に配合される美容成分には、それぞれに異なる働きがあり、期待できる効果もまったく変わってきます。特にエイジングケア*では、今の自分に必要な成分を上手に取り入れることも大切なので、ぜひ肌悩みから気になる美容成分を見つけてみてくださいね。


*¹…年齢に応じたお手入れ

*²…メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミやそばかすを防ぐ


【参考文献】

・美容成分キャラ図鑑(西東社)

・正しく知る・賢く選ぶ美容成分大全(ナツメ社)

・効果的な「組み合わせ」がわかる化粧品成分事典(池田書店)


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