【50代の美容・健康百科】50代女性が意識したい血行を良くする温活アイデア
気温も湿度も低い冬は、寒さにより血管も収縮。血行不良による冷え性をはじめ、肩こり、頭痛、便秘などに悩まされる人も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ日常の中で取り入れたいのが温活です!今回は血行を良くするために始めたい温活アイデアについてご紹介します。
この記事を書いた人
LISA
この記事を書いた人:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ
血行を良くするための温活アイデア ~習慣編~
今の自分の体に合った運動を習慣にする
適度な運動を習慣にすることは、血行促進にも効果的であることは有名ですよね。
しかし一言で運動と言っても、有酸素運動や無酸素運動、柔軟体操など様々な種類があります。運動を習慣に取り入れる時は、今の自分の体に一番ぴったりの運動方法を選ぶようにしましょう。
血行を良くし、全身をしっかり温めたい時は有酸素運動や柔軟体操がおすすめです。ゆっくり体を動かしながら心拍数をあげることで、血行促進の効果に期待ができます。昼間に軽いジョギングを行ったり、就寝前にヨガやストレッチをしてみたりする習慣を取り入れてくださいね。
反対に季節を問わずに血行不良に悩まされる人には、無酸素運動がおすすめ。筋トレをはじめとした無酸素運動は、基礎代謝が高まり、体温を上昇させるため、血流も良くなります。血行が良い健康的な体を維持できるため、年中冷えに悩む人はジムに通うなどの習慣を身につけましょう。
ふくらはぎのマッサージや運動を習慣にする
第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎは、筋肉の動きにより血液を心臓へと送り返すポンプの役割を担っています。そのため冷えやむくみにより、ふくらはぎの筋肉の働きが低下すると、ポンプとして役割が果たせず、血行も悪くなってしまうのです。
血行不良による冷え等が気になる時は、ふくらはぎのマッサージケアを習慣に取り入れてみましょう。お風呂上がりにボディクリームを塗る時、ふくらはぎを意識して揉みほぐすだけでも十分にマッサージはできます。
またデスクワークをはじめとした座り仕事が多い人は、特にふくらはぎの筋力低下が起こりやすいので、立ち仕事の合間にかかとあげ運動を行ったり、オフィス内で歩く時間を増やしたりなどの習慣を意識してくださいね。
温活アイテムで三首を(首・手首・足首)温める
三首(首・手首・足首)と呼ばれる部分は、体の中でも特に皮膚が薄いにもかかわらず、太い血管が通っているため、冬の冷気の影響を受けやすく、血行も悪くなりがちに。この三首が冷えると、全身の血の巡りもおのずと悪くなってしまうのですね。
そんな三首の血行を良くするためには、温活アイテムを活用しながら、冷やさないことがなによりも大切です。
外出時はマフラー、ネックウォーマー、手袋、レッグウォーマーなどを上手に取り入れ、三首をカバーしましょう。また冷えを感じたら、ストレッチやマッサージで三首を集中的にケアしてあげるのもおすすめですよ。
体の外と中からお腹を温める
体の中心にあるお腹には、様々な臓器が集まっています。そのためお腹を冷やすと、胃腸をはじめとした臓器の血流も悪くなるため、冷えだけでなく、便秘や下痢、腹痛などの不調が起こる可能性もあるのです。
お腹を冷えから守るためにも、日常の中では腹巻を身につけたり、服の上からカイロを貼ったりと、温活グッズを上手に取り入れて温めてあげましょう。
また温かい飲み物を飲んで、体の中からお腹を温めてあげる方法も有効です。ただし、コーヒーや緑茶などカフェインを含むものをはじめ、牛乳、麦茶、フルーツドリンクなどは体を冷やしやすい飲み物なので避けるようにしましょう。血行を良くしたい時には白湯や紅茶など、体を温めると言われる飲み物を摂取するのがおすすめですよ。
就寝時は湯たんぽを上手に利用する
血行不良による足の冷えが気になる時に靴下を履いたまま寝る人も多いかと思います。しかし靴下を履いたままの状態で就寝すると、足先に熱がこもることで睡眠の質も低下。また靴下の締め付けにより、血行が悪くなることで余計に冷えてしまう可能性もあるため、就寝時は靴下を脱いで寝るのがおすすめです。
どうしても足の冷えが気になる時は、湯たんぽを取り入れてみましょう。湯たんぽであれば、エアコンのように就寝中に空気が乾燥する心配もありません。またベッドや布団の中で場所もとらないので、ストレスフリーで使用ができます。
就寝時は裸足に湯たんぽのスタイルで血行を良くしましょう。ただし長時間湯たんぽで足を温めると、温度によっては低温火傷する可能性もあるので、足が温まったら湯たんぽを布団から出す、もしくは湯たんぽから足を離すようにしてくださいね。
血行を良くするための温活アイデア ~食事編~
体を温める食材を意識して摂取する
料理に使用される食材のなかには、体を冷やす食べ物と体を温める食べ物があります。血行を良くするための温活では、体を温める食材を意識して摂取するようにしましょう。
一般的に体を温めるとされる食べ物には、
- 冬が旬の食材 or 寒い地方でとれる食材(ニンジン、れんこん、ごぼうなど)
- たんぱく質食材(魚や肉など)
- 発酵食品(味噌、納豆など)
などがあげられます。
3食の中ではメイン料理に魚や肉を使用し、副菜にはきんぴらごぼうや筑前煮、お味噌汁などを付け足すのがおすすめですよ。
料理や飲み物に生姜を入れる
体を温める食材としても有名な生姜!漢方では体を温めることにより、発汗させる目的でも使用されます。そんな生姜は血行を良くしたい冬にこそ意識して食べたい食材でもあります。
毎日の食事の中では積極的に生姜を使用するようにしてみてくださいね。もしも自炊が難しい時は飲み物に入れるのもおすすめ。紅茶やハーブティーに生姜のしぼり汁を入れて飲むだけでも効果に期待ができますよ。
ビタミンEを多く含む食材を食べる
抗酸化力が高いことで知られるビタミンEには毛細血管を拡張する働きもあるため、血行促進作用にも期待ができます。血行を良くし、冷え対策を行いたい時には積極的に摂取したい栄養素でもあるのですね。
代表的なビタミンEであるα-トコフェロールは植物油、種子類、ナッツ類、緑色野菜に多く含まれます。具体的な食材で言えば、落花生、アーモンド、ゴマ、ブロッコリー、ほうれん草などに豊富に含まれるので、冬はこれらの食材を意識して食べるようにしましょう。
温活を取り入れて血行を良くしよう
冬になると多くの人が悩まされる冷えによる血行不良。手足はもちろん、体全体に不調があらわれることも珍しくありません。
そんな時こそ、血行を良くするための温活を取り入れ、冷え知らずの体を手に入れましょう!血のめぐりが良くなれば、寒い冬もイキイキと元気に過ごすことができるはずですよ。
\めぐりアップは続けることが大事/
【参考文献】
・日本化粧品検定2級・3級級対策テキスト(主婦の友社)
・美容成分キャラ図鑑(西東社)
・正しいスキンケア事典(高橋書店)
・働く女性の心とからだの応援サイト(厚生労働省)
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/column-18.html