【コスメコンシェルジュ直伝!】今年は乾燥に要注意!気になるガサガサパーツ徹底保湿

例年と比較し、一段と寒さや乾燥が気になりやすい2025年の冬。実際、気象庁からも「この冬は西日本と東日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けやすい時期がある見込みです」との発表がありました。
そんな2025年の冬は、筆者を含め、周りでも普段とは違う乾燥悩みに困る人が増加中です。
そこで今回は体の中でも特に乾燥が気になる唇、手肌、髪の毛、ヒジやヒザなどのパーツごとの保湿ケア方法をご紹介します。

この記事を書いた人
LISA
この記事を書いた人:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ
唇の保湿ケア方法
使用シーンに合わせてリップクリームを変える
乾燥が気になる冬は、普段以上にこまめにリップクリームを塗りなおす人も多いかと思います。
しかし一言でリップクリームといっても、その種類は様々。リップクリームを使う時は、使用シーンに合わせてリップアイテムを変えるようにしてみましょう。
<おすすめのリップクリームの選び方>
・唇の乾燥が気になる時 … 油分(ワセリン、ミツロウ、ホホバ種子油など)の多いリップクリーム
・唇の荒れが気になる時 … 肌荒れ防止成分(ビタミンE、アラントインなど)を配合したリップクリーム
・長時間外出する時 … UVカット効果のあるリップクリーム
・就寝時 … 夜用のナイトリップクリーム
唇の乾燥が気になる時はひとつのリップでケアをするのではなく、複数のリップアイテムを常備し、使用シーンごとに使い分けてみてくださいね。
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ワセリンパックで唇を集中ケア
唇は顔よりも角層が薄く、皮脂腺や汗腺もないため、乾燥しやすい部位でもあります。そのため唇の乾燥には、普段からこまめにリップクリームを塗るケアがなによりも大切です。
それでも乾燥が気になる場合は、ワセリンパックで集中ケアを行うのもおすすめ!
唇にワセリンをたっぷり塗ったら、ラップで密閉し、3~5分程度放置しましょう。その後ラップを外し、残ったワセリンを唇になじませれば簡単に集中ケアが行えます。なおラップに空気が入ると保湿力も下がるため、しっかりと密閉させるようにしてくださいね。
手肌の保湿ケア方法
ハンドクリーム前にひと手間仕込む
手肌の乾燥には、こまめなハンドクリームの塗りなおしが大切です。ただ、なかにはしっかりハンドクリームを塗りなおしているはずなのに、カサつきが気になる時もあるでしょう。そんな時はハンドクリームを塗る前にひと手間仕込んでみましょう。
手肌も顔と同じく、水分でうるおいを与えてから、ハンドクリームの油分で蓋をすると保湿力もアップします。ハンドクリームを塗る前は化粧水、もしくはハンドセラムなどでうるおいを与える1ステップを加えてみてくださいね。
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就寝時はナイト手袋を取り入れる
就寝前には必ずハンドクリームを塗る人も多いはず。しかし就寝中は、寝具等の摩擦が頻繁に起こるため、時間の経過とともにハンドクリームも落ちてしまいます。
そこで活用したいのがナイト手袋(ナイトグローブ)です。ナイト手袋はその名の通り、就寝中に手に着用する手袋。このナイト手袋を着用することにより、就寝中の摩擦や乾燥から手肌を守れるのです。また手肌を密閉することにより、ハンドクリームの浸透力アップにも期待ができ、保湿効果も高まります。
ナイト手袋には様々な種類がありますが、保湿効果に期待したい時はシルク素材のものを。通気性の良さが欲しい時は綿素材のものを選ぶのがおすすめです。
髪の毛の保湿ケア方法
蒸しタオルでトリートメントの浸透力アップ
乾燥によりパサつきが気になる髪の毛には、髪の内部に浸透し、補修・保湿を行うトリートメントでのケアを取り入れましょう。シャンプー後は髪の毛の中間から毛先に向かい、トリートメントをしっかりなじませてくださいね。
さらに効果をアップさせたい時は、髪の毛にトリートメントをなじませた状態のまま、蒸しタオルで頭全体を包むのもおすすめ。髪の毛全体を加熱することによりキューティクルが開くと、トリートメントの浸透力も高まります。
なお蒸しタオルで髪を温める時は約3分を目安に。タオルが冷たくなったと感じたら外して、トリートメントを洗い流してくださいね。
湯シャンで済ませる
洗浄力が高いシャンプーはしっかり汚れを落とせる反面、摩擦による髪の毛や頭皮の乾燥ダメージにつながる場合もあります。そんな時は、お湯だけで髪の毛を洗う湯シャンを定期的に取り入れてみましょう。
湯シャンにはシャンプーの刺激や洗髪時の摩擦によるダメージを軽減する効果があります。また頭皮の乾燥を抑えることにより、保湿効果にも期待ができます。
ただし湯シャンだけで済ませると、髪が保護できずにかえって乾燥する可能性もあるので、入浴後は洗い流さないトリートメントでしっかり保湿ケアを行うようにしてくださいね。
ヒジやヒザの保湿ケア方法
入浴後のボディクリームは真っ先にヒジやヒザから塗ろう
私たちの手足は、顔や頭よりも皮脂腺が少なく、乾燥しやすいと言われています。
特に入浴時は注意が必要。角質層に存在するセラミドは、水に触れるだけでも流れ落ちてしまいます。また入浴直後は肌が乾く過乾燥の状態になりやすい状態でもあるのです。
入浴後はヒジやヒザが特に乾燥しやすい瞬間なので、浴室を出たら、まずはボディクリームで保湿ケアを行いましょう。順番としては最初に乾燥しやすいヒザから足先、そしてヒジから手先を真っ先に保湿したあと、全身にボディクリームを塗っていくようにしてくださいね。
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尿素配合クリームで保湿ケアをする
ヒジやヒザの乾燥には、ボディクリームでのこまめな保湿ケアが大切です。乾燥によるカサつきが気になる時は、油分を適度に含む保湿クリームでケアをするようにしましょう。
なかでもヒジやヒザ、かかとなどカサつきや粉吹きが気になりやすい部位には尿素配合クリームがおすすめです。
体内でつくられる天然保湿因子の主成分でもある尿素には、水分をしっかりとつかまえて保湿する働きがあります。また角質をやわらかくする作用にも期待ができるため、乾燥で角質が厚くなりがちなヒジやヒザ、かかとの角質肥厚対策も同時に行えますよ。
全身の保湿ケアで乾燥知らずの肌を目指そう
例年以上に厳しい寒さが続く冬は、顔や体だけでなく、様々なパーツが乾燥しやすくなっています。乾燥によるカサつきやゴワつき、赤みなどの肌トラブルを起こさないためにも、スキンケアでは全身のすみずみまで保湿ケアを行う習慣を意識してくださいね。
【参考文献】
・美人はお風呂でつくられる(徳間書店)
・正しいスキンケア事典(高橋書店)
・正しいヘア&メイク事典(高橋書店)
・Weather X 日本気象協会
https://weather-jwa.jp/news/topics/post3641