【コスメコンシェルジュ直伝】シワ・たるみにはハリケア!ハリ不足がもたらすシワ・たるみトラブルを解説

見た目の印象を大きく左右する、シワやたるみなどの肌悩み。そんなシワやたるみは、肌のハリ不足が原因で起こる場合も珍しくはありません。シワやたるみを予防するには、ハリを保つためのケアを取り入れてあげることが大切なのですね。
そこで今回は、おすすめのハリケアについて解説。スキンケアに取り入れられるお手入れ方法から、日常生活のなかでできる習慣までご紹介します。

この記事を書いた人
LISA
この記事を書いた人:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ
シワやたるみができる原因とは?
シワやたるみができる原因は様々ですが、主に乾燥と加齢によるハリ不足が大きな要因になっています。
<乾燥>
肌が乾燥すると、目尻を中心に小ジワ(ちりめんジワ)と呼ばれる浅く細かいシワができます。この小ジワは、ごく初期の場合であれば、保湿ケア等で肌にうるおいを与えることで薄くすることも可能です。ただし乾燥がひどい状態で放置すると悪化。最悪の場合は、深いシワにつながる可能性もないとは言い切れないのです。
<加齢>
私達の肌の奥にある真皮では、たんぱく質の一種であるコラーゲン繊維やエラスチン繊維がきちんと働くことにより、肌の弾力を支えています。しかし、これらコラーゲン繊維やエラスチン繊維は加齢とともに量も減少。さらに弾力も徐々に低下していきます。肌内部から弾力性や柔軟性が失われると、シワやたるみなどの肌悩みにもつながります。
シワやたるみ対策におすすめのハリケア4選
シワやたるみは、肌のハリが不足し、痩せて見えることにより目立ちます。そんなシワやたるみ悩みを防ぐためには、肌悩みが表面化する前からハリケアを取り入れることが大切です。
① ハリケアできる成分配合の化粧品を取り入れる
化粧品に配合される成分のなかには、ハリを与える効果に期待ができる成分もあります。なかでも、ハリケアを目的としたお手入れを行いたい時に取り入れたいのが、ボルフィリン、アディフィリン、セルアクティブの3つの美容成分です。
◆ボルフィリン
ハナスゲと呼ばれるユリ科の植物の根から抽出される天然成分・ボルフィリンには、サルササポゲニンという成分が含まれています。このサルササポゲニンには、全身を豊かな印象に導く効果に期待できることが、フランスの化粧品原料会社・セダーマ社の長年の研究によりわかっています。
◆アディフィリン
合成ペプチドの1種(アセチルセキサペプチド-38)であるアディフィリンは、スペインの会社で開発されたバストケア成分です。別名を“塗るボトックス”と呼ばれ、美容クリニック等での取り扱いもあります。主にハリ不足の気になる部分にアプローチをかけてくれます。
◆セルアクティブ
スイス発のスムージング&女性らしさアップ有用成分であるセルアクティブ。クインスシードエキス、クロレラ/シロバナルーピンタンパク発酵物、マンゴスチン果皮エキスなどを主成分にしています。肌を滑らかにし、 ハリ感をアップする目的で化粧品に配合されることが多い成分です。
これら3種の成分は、いずれもハリアップをサポートしてくれる成分です。シワやたるみを予防したい時はもちろん、肌のハリ不足が気になり始めた時は、ハリケアができる成分を配合した化粧品を取り入れてみましょう。
\コスメの専門家が解説/
【コスメコンシェルジュ直伝】ハリ不足の肌におすすめの「ボルフィリン」「アディフィリン」「セルアクティブ」とは?
② 表情筋のマッサージを習慣にする
顔のシワやたるみは、顔のすぐ下に付いている表情筋が衰えることで表面化する肌悩みでもあります。そのため、シワやたるみを予防するためには、日頃から表情筋のマッサージを取り入れるのがおすすめです。
スキンケア時は、軽い力で頬周りを中心に顔全体をマッサージする習慣をつくってみてくださいね。1日に数分取り入れるだけでも、十分なケアができますよ。
また表情筋は、その名の通り、表情を動かすことで鍛えられる筋肉です。日常の中ではたくさん笑ったり、人と話す機会を増やしたりするなどして、表情筋を動かすことも意識しましょう。
③ ハリケアをサポートする食材を摂取する
私達の肌のなかには、ウロカニン酸やグルタチオンなどの抗酸化物質が存在し、シワやたるみの原因となる活性酸素に働きかけてくれます。しかし、これらの物質は年齢とともに減少するため、ハリケアでは日々の食事から抗酸化力を補うことも有効になってくるのです。
なかでも代表的な栄養素が、美容にとって欠かせないビタミンACE(ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE)です。毎日の食事のなかでは、ビタミンA(モロヘイヤ、ニンジン、ほうれん草など)、ビタミンC(パプリカ、ブロッコリーなど)、ビタミンE(アーモンド、たらこなど)を積極的に摂取するようにしましょう。
また、これら3つの栄養素はまとめてとることにより、相乗効果に期待ができるので、バランスよく口にすることも大切になってきますよ。
④ 食事のなかで咀嚼回数を増やす
現代では柔らかく、食べやすい食品が至る所に溢れています。また、忙しい日々を過ごしていると、ゆっくりと時間をとる暇がないため、無意識のうちに早食いしてしまう時もあるのではないでしょうか。
しかし、食事中の咀嚼回数が少なかったり、食べ物を噛む力が弱かったりすると、フェイスラインのたるみを引き起こす原因にもつながります。食事では時間をかけて、しっかり噛むことも意識してみましょう。
また、毎日の食事では、咀嚼回数が増える食材を積極的に取り入れるのもおすすめです。なかでも手羽先、砂肝、れんこん、昆布、たこなどは、食べにくく歯ごたえがある食材の代表的存在。自然と噛む力も強くなり、咀嚼回数も増えるため、手軽にハリケアを続けられますよ。
シワやたるみ予防には習慣的なハリケアを!
シワやたるみなどの肌悩みをセルフケアで改善するのは、ほぼ不可能であると言われています。そのため、表面化する前に対策を行うことがなによりも大切になってくるのですね。
いつまでもイキイキとした印象の肌を維持するためにも、日常の中ではシワやたるみを予防するハリケアを習慣として取り入れてみましょう。
\お顔・首の"痩せ"による老け見えに/
【参考文献】
・日本化粧品検定2級3級対策テキスト(主婦の友社)
・正しいスキンケア事典(高橋書店)