身体の内側から健やか&キレイに!機能性表示食品と栄養補助食品の使い分け

インナービューティーという言葉の広がりとともに、最近では「キレイは身体の内側から」という考え方が女性たちの間で浸透してきました。美容のためには外側からだけでなく内側からのケアが重要であることは、もはや常識です。
そこで上手に摂り入れたいのが、機能性表示食品や栄養補助食品。巷にはたくさんの商品が溢れていますが、どのように選べばよいのか分からないという人も多いですよね。そこで今回は、それらの正しい知識と使い分けのコツを、美容に関するお悩みの具体例を挙げながらご紹介します!

この記事を書いた人
ホームヘルスケアプランナー Mugi
<プロフィール>
ライフスタイル、美容、ミラブル製品などのコラムを執筆する30代女性。最近では、夫の健康診断結果がきっかけで「ホームヘルスケアプランナー」の資格を取得。自分と家族の健康維持に努めながら、無理なくできる健康管理についても執筆していきたいです。
プライベートでは、レシピ動画で新しい料理に挑戦したり、自転車で美味しいお店を巡ったりすることにハマっています!
知っているようで知らない!機能性表示食品と栄養補助食品の基本
機能性表示食品とは?
機能性表示食品とは「事業者の責任において、特定の保険効果(機能性)を科学的根拠に基づいて消費者庁に届け出た食品」を指します。「肌の潤いを保つ」「腸内環境を整える」など、具体的な機能性がパッケージに表示されているため、自分の目的に合ったものを選びやすいというメリットがあります。しかし、医薬品ではないため、病気の治療や予防を目的としたものではないことには注意が必要です。
栄養補助食品とは?
栄養補助食品とは「普段の食事で不足しがちな特定の栄養素(ビタミン、ミネラルなど)を補うことを目的とした食品」を指します。手軽に特定の栄養素を摂取でき、日々の食生活の偏りをサポートできる点がメリットです。機能性表示食品のような科学的根拠の表示義務はなく、あくまで「栄養を補う」役割であることを覚えておきましょう。
機能性表示食品と栄養補助食品の決定的な違い
前述したとおり、機能性表示食品と栄養補助食品は摂取する目的が明らかに違います。一言で言えば、機能性表示食品は「特定の機能にアプローチするもの」、栄養補助食品は「不足した栄養素を補うもの」です。
また、パッケージの表記にも大きな違いがあります。機能性表示食品は「本品に含まれる○○という成分は○○という機能が報告されています」といった特定の成分の機能性を示す表示が義務付けられている一方、栄養補助食品は機能性や効果を表示することは認められていません。
美容目的に合わせた賢い使い分け術
ここからは具体的なお悩みを挙げながら、機能性表示食品と栄養補助食品をどのように使い分ければよいのか見ていきましょう!
こんなときは「機能性表示食品」を!
●肌の乾燥が気になるとき → 「肌の水分量を高める」といった表示がある商品
●体脂肪が気になるとき → 「体脂肪を減らすのを助ける」といった表示がある商品
パッケージをしっかり確認して、自分の悩みが具体的な「機能」に当てはまるものを選びましょう。
こんなときは「栄養補助食品」を!
●野菜不足を感じるとき → ビタミンC、Eなどのサプリメントで抗酸化成分を補う
●肌の元気がないと感じるとき → コラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分をサプリメントで補う
特定の栄養素をピンポイントで補給したい場合はひとつの成分に特化したもの、多くの栄養素をまんべんなく補いたい場合は複数の成分が入ったものを選ぶとよいでしょう。
知っておきたい!キレイを加速させるための心構えと選び方のコツ
使う前の心構え
サプリメントはあくまで「補助」の位置付けであり、健康の基本は「バランスの取れた食事」「適度な運動」「十分な睡眠」といった生活の土台を整えることです。また、すぐに効果が出るものではないので、まずは3か月間続けてみるなど継続することが大切です!
賢く選ぶためのチェックリスト
商品を迷わず選ぶために、次の3つのことをチェックしましょう!
●成分 ・・・自分の目的に合った成分が十分な量含まれているか
●信頼性・・・メーカーの信頼性、製造場所、品質管理体制などを確認
●飲みやすさ、続けやすさ・・・錠剤の大きさ、味、価格など、無理なく続けられるかどうか
賢く身体の内側からキレイになろう
今回ご紹介したとおり、機能性表示食品と栄養補助食品はそれぞれ異なる役割を持ちます。自分の美容の悩みが「肌の水分保持・肌の弾力維持」などの、「特定の機能性」に当てはまるのか、「栄養素の不足」なのかを考え、目的に応じて賢く使い分けることが、内側からのキレイを効率的にサポートするカギとなるでしょう。基本となる生活習慣を大切にしながら、上手にサプリメントを取り入れて理想の自分を目指しましょう!