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グリチルリチン酸ジカリウムってどんな成分?グリチルレチン酸ステアリルとの違いも解説

スキンケアの成分を見ていると、目にする機会も多い「グリチルリチン酸ジカリウム」という成分名。


とはいえ、あまりにも専門的な用語すぎて「有名な成分だけど、一体肌にとって何がいいの?」と疑問をもった経験がある方も多いのではないでしょうか。


実はこのグリチルリチン酸ジカリウムは、肌荒れしやすい時期や季節の変わり目、紫外線ダメージが気になる季節にこそ打ってつけの成分なのです。


今回は、薬用化粧品(医薬部外品)でもよく使われる抗炎症成分・グリチルリチン酸ジカリウムについて、徹底解説。似た成分や相性の良い成分についても、わかりやすくご紹介します。




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この記事を書いた人
LISA

この記事を書いた人:LISA

<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。

<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

「グリチルリチン酸ジカリウム」とは?

グリチルリチン酸ジカリウムは、マメ科である甘草の根に含まれる成分です。


この甘草の歴史は長く、なんと4,000年にもわたり、薬用植物として漢方薬等に使用されてきたと言われています。古くは、古代エジプトのツタンカーメン王の墓地からも発掘されたとも言われるほど、歴史ある植物なのです。



そんなグリチルリチン酸ジカリウムには、強い消炎作用があり、医薬品では、炎症のもととなる物質(PGE2)の生成を抑えることにより、炎症やアレルギー反応を抑える効果に期待ができます。化粧品では、主に抗炎症成分として用いられる機会が多い成分です。


また、厚生労働省から肌荒れ防止の有効成分としても承認されているため、薬用化粧品(医薬部外品)では、肌荒れ防止やニキビ予防を目的に配合されます。さらに皮脂分泌による炎症を抑える働きにも期待ができるという、まさに肌の様々なトラブルを防ぐサポートをしてくれる万能成分なのですね。


くわえて、グリチルリチン酸ジカリウム自体は安全性も高く、刺激も少ないため、敏感肌向けの化粧品に使用されることも多いので、「攻めのスキンケアをしたいけれど、刺激が心配」という方でも比較的手に取りやすい成分でもあります。


「グリチルレチン酸ステアリル」と違いはあるの?

グリチルリチン酸ジカリウムとは別に、同じ抗炎症成分のひとつにグリチルレチン酸ステアリルと呼ばれる成分があります。


名前が似ているため混同されやすいのですが、どちらもグリチルリチン酸の誘導体の一種。どちらも甘草由来の成分で、抗炎症を目的として配合されます。



そのため、肌への働き方自体に大きな違いはありませんが、唯一の大きな違いであるのが、水に溶けるか、油に溶けるか。


グリチルリチン酸ジカリウムは、水に溶ける水溶性の成分であるのに対し、グリチルレチン酸ステアリルは油に溶ける、油溶性の成分です。


そのため、


◆グリチルリチン酸ジカリウム

⇒化粧水、美容液、ジェルなどに配合されやすい


◆グリチルレチン酸ステアリル

⇒クリーム、オイル、バームなどに配合されやすい


という違いがあります。


選ぶ際の目安としては、皮脂分泌が気になる時は水溶性のグリチルリチン酸ジカリウム、乾燥が気になる時は油溶性のグリチルレチン酸ステアリルを選択するという形で使い分けるのがおすすめですよ。


「グリチルリチン酸ジカリウム」と相性の良い成分

肌荒れを予防するための働きを行うグリチルリチン酸ジカリウムは、比較的刺激が少ないため、基本的にはどの成分とも相性が良いと言われています。そのなかでも、特にグリチルリチン酸ジカリウムと相性が良い成分をご紹介しますね。



<トラネキサム酸>

トラネキサム酸は炎症を防止することにより、メラニン生成による美白*ケアと肌荒れ防止を同時に行える成分です。


そこにグリチルリチン酸ジカリウムを併用すると、さらに徹底的な肌荒れ対策が可能に。実際にトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムをダブル配合している薬用化粧品も多いのですよ。


攻めの美白*ケアを行いつつも、肌荒れは防ぎたいという時や、日頃から肌荒れが気になっている人におすすめの組み合わせです。



<ビタミンC誘導体(リン酸L-アスコルビルマグネシウム)>

美白*有効成分にも承認されているリン酸L-アスコルビルマグネシウムは、ビタミンC誘導体の一種です。グリチルリチン酸ジカリウムと併用することにより、肌荒れを防ぎながら、攻めの美白*ケアを行うことができます。


実際に、この2つの有効成分を組み合わせた薬用化粧品も多く販売されています。夏場や皮脂が気になる季節のスキンケアとしても取り入れやすい組み合わせです。

*メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ


「グリチルリチン酸ジカリウム」はこんな人におすすめ

グリチルリチン酸ジカリウムは、特に炎症を起こしやすい肌のサポートに向いている成分であるため、日頃から一定の肌悩みをもつ人にこそ、おすすめの成分でもあります。


◆月経前や季節の変わり目に肌がゆらぎやすい

ホルモンバランスや環境変化で、急に赤みやザラつきが出る方にこそ、グリチルリチン酸ジカリウムはおすすめです。「いつもの使っているスキンケアなのに、なぜか肌が荒れてしまう」という時の守りのケアとしても取り入れやすい成分です。


◆繰り返しできるニキビに悩まされている

グリチルリチン酸ジカリウムは、皮脂分泌が多い部位に炎症が起きやすい方にも向いています。ニキビそのものだけでなく、炎症が起きやすい肌環境を整えたい方にもおすすめです。


◆肌荒れを防ぎながら年齢肌に向けた攻めのケアを行いたい

レチノールやビタミンCをはじめ、エイジングケア*成分による刺激が気になる方にも、グリチルリチン酸ジカリウムはおすすめの成分です。攻めのケアを支える守りの成分として、バランスを取りながら、日々のスキンケアを行う役割に期待できます。


*年齢に応じたお手入れ


グリチルリチン酸ジカリウムで1年中健やかな肌を保とう

グリチルリチン酸ジカリウムは、肌荒れが気になるけど、年齢肌にアプローチをかけるための攻めのケアも行いたいという方にぴったりの成分です。


攻めのアプローチも行いつつ、すぐそばでグリチルリチン酸ジカリウムが守りのケアを行ってくれるため、肌荒れやニキビ対策を行いながら、自分の理想とするスキンケアを叶えることができますよ。


特に夏から秋にかけての季節は、紫外線やエアコンの影響で肌が不安定になりやすい時期。そんな時だからこそ、グリチルリチン酸ジカリウム配合の化粧品を上手に頼ってみてはいかがでしょうか。


【参考文献】

・美容成分キャラ図鑑(西東社)

・効果的な「組み合わせ」がわかる化粧品成分事典(池田書店)

・正しく知る・賢く選ぶ美容大全(ナツメ社)


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