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日焼け止めは必要?今から始めたい春の紫外線対策

"紫外線"と聞くと、蒸し暑い夏の時期をイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、紫外線は一年を通して私たちの身体に降り注いでいます。特に春は、肌が紫外線の影響を受けやすい時期でもあるので、いつも以上に紫外線対策に力を入れたい季節なのです!そこで今回は春に紫外線が増える理由とあわせて、今から始めたい春の紫外線対策についてご紹介します



春も紫外線対策をするべき?

紫外線の種類

紫外線には、大きく分けて

●UV-A(長波長紫外線) 320~400nm
●UV-B(中波長紫外線) 280~320nm
●UV-C(短波長紫外線) 280nm以下

の3種類があり、地上まで届くのは、UV-AとUV-Bの一部のみです。


7~8月にかけて強くなるUV-Bに対し、UV-Aは年間を通してほぼ変動なく降り注ぎます。特に4~9月は、UV-Aの量が冬の倍になるので、春先は日焼け止めをはじめとした紫外線対策を取り入れるようにしましょう。




◆UV-AとUV-Bの違い

紫外線の違い

●UV-A
生活紫外線と呼ばれ、地上に届く紫外線の約9割を占めます。真皮まで届き、コラーゲンなどに影響を及ぼすので、シワやたるみの原因になる場合も。また、雲やガラスを通り抜け、家の中にいても浴びるため、軽い買い物や洗濯を干すときでも対策が必要になります。


●UV-B
レジャー紫外線と呼ばれ、皮膚が赤く炎症するサンバーンを引き起こします。表皮にダメージを与えるため、シミやくすみの原因に。雲やガラスはほとんど通り抜けないものの、散乱性が高い程紫外線が強いので、新雪や砂浜など紫外線が反射しやすい場所では注意が必要です。





春に使う日焼け止めの選び方

春の紫外線対策では、こまめな日焼け止めの塗り直しが何よりも肝心!まずは、春に使う日焼け止めの選び方についてご紹介します。



◆サンケア指数から選ぶ


サンケア指数で日焼け止めを選ぶ

●SPF
UV-Bの防止効果を表す数値。数値が大きいほど、高い防止効果に期待ができます。


●PA
UV-Aの防止効果を表す数値。PA+~PA++++まであり、+の数が多いほど高い防止効果に期待ができます。


春先はUV-Aの量が多いので、PA値を重要視するようにしましょう。

散歩や買い物などの日常生活程度であれば<SPF20/PA++>で十分!外で軽く運動するときは<SPF30/PA+++>のサンケア指数があると安心できそうです。

ただし月経前は、紫外線感受性を高める黄体ホルモンの分泌が盛んになるので、肌が普段よりも日焼けしやすい状態になっています。軽い散歩や買い物であっても、少し高いサンケア指数の日焼け止めを使うようにしましょう。





◆成分やテクスチャーから選ぶ


成分やテクスチャーで日焼け止めを選ぶ

市販の日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。


紫外線吸収剤は白浮きしにくいので、普段使いはもちろん、化粧下地代わりとしても使えます。稀にアレルギー反応を起こす人もいるので、不安な場合は、事前にパッチテストを行うようにしましょう。代表的な配合成分としては、「桂皮酸」「オキシベンゾン」「パルソールA」などがあげられます。


紫外線散乱剤は白浮きしやすいものの、きしみ感なく使えるので、日焼け止め独特のきしみが苦手な方におすすめです。代表的な配合成分には、「酸化チタン」「酸化亜鉛」「カオリン」などがあります。

また、暖かくなってきた春先は汗もかきやすいので、メイク崩れ対策も大切です!極度の乾燥肌などでなければ、比較的油分も少なく、軽い使用感で崩れにくいミルクやジェルタイプがおすすめです。


もう悩まない!自分にぴったりな日焼け止めの選び方

もう悩まない!自分にぴったりな日焼け止めの選び方





日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めの正しい塗り方

(1)日焼け止めを適量(パール2個分)手のひらに出します。
(2)顔に5点置き(額・鼻・両頬・顎)したあと、中指と薬指を使い、顔全体に伸ばします。
(3)頬骨周辺は特に日焼けしやすいので、重ね塗りを忘れずに!


水分の多いジェルやローションタイプの日焼け止めは、クリームタイプよりも量が必要になるので、100円玉1枚程度を目安に手のひらに出すようにしましょう。また、日焼け止めを塗ったあとは、パフを使ってフェイスパウダーなどを付けると、密着力がアップし、メイク崩れも防げますよ。





まだまだある!春の紫外線対策

こまめな日焼け止めの塗り直し以外にも、まだまだできる春の紫外線対策はあります!



◆美白化粧品を取り入れる


美白化粧品で紫外線対策

美白化粧品には、メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ役割があります。シミやくすみができたあとではなく、できる前に使うことが重要なのですね!紫外線量が増え始める春先は、普段のスキンケアのなかに美白化粧品を取り入れるようにしましょう。


代表的な美白有効成分には、メラニンの生成を抑える「カモミラET」「トラネキサム酸」や、メラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを抑える「アルブチン」「コウジ酸」「ビタミンC誘導体」などがあります。美白化粧品選びで悩んだら、これらの成分が配合されたスキンケアアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。


うっかり日焼け!適切なアフターサンケアとは?

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◆帽子や日傘などのUVカットアイテムを活用する


UVカットアイテムで紫外線対策

紫外線は肌だけでなく、髪の毛や爪、唇などにも影響を及ぼします。外出時は日焼け止めだけで安心せず、帽子や日傘などを活用し、身体中の紫外線対策を行うようにしましょう。白色よりも黒色のほうが紫外線を吸収する効果が高いので、帽子や日傘は黒のアイテムを選ぶようにしてみてください。


また、最近はさまざまなメーカーからUVカットアイテムが登場しています。髪の毛や頭皮に使えるUVカットスプレーから、UVカット効果のあるリップクリームやハンドクリームまで販売されているので、自分の生活スタイルに合わせて上手にUVカットアイテムを取り入れてみましょう。





春は紫外線対策に力を入れよう!

肌老化の約8割は紫外線が原因であると言われています。シミやシワ、たるみのない肌を目指すためには、日頃からの紫外線対策が大切になってくるのです!紫外線量が増え始める春は、今まで以上に紫外線対策に力を入れ、健やかな肌を目指してみましょう。




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