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効果や違いはある?保湿成分10種類を徹底比較!

スキンケアの基本でもある保湿ケア。日々のスキンケアでは保湿で基礎をつくることで、すこやかな肌を目指すことができます。


しかし一言で保湿ケアといっても、配合されている成分は商品によってさまざま。「アミノ酸やヒアルロン酸、セラミドが良いと聞くけど結局何が違うの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。


そこで今回は、代表的な保湿成分10種類についてご紹介します。商品に記載されている成分表示名称も併せて紹介するので、ぜひ化粧品選びの参考にしてみてくださいね。




保湿成分とは?

保湿剤を手に取っている

保湿成分とはその名の通り、肌の角質層にうるおいを与え、保湿する成分のこと。

保湿成分はもともと角質層に存在しますが、年齢や肌状態、バリア機能の低下により減少するので、スキンケアで取り入れてあげることが大切なのですね。



保湿成分の種類と効果

保湿成分の種類と働きのイメージ

種類豊富な保湿成分ですが、成分の働きにより大きく4つのグループに分けられます。それでは早速、代表的な保湿成分の働きについてグループごとにご紹介しますね。



(1)水分をつかむ


肌へ水分を吸収する成分を配合したアイテムのイメージ

空気中にある水分と角質層にある水分をつかんで、吸収する働きをもつ保湿成分です。分子量が小さいので浸透力に期待ができますが、湿度の低い冬場などでは保湿力が下がるという特徴があります。



●BG(ブチレングリコール)

吸水性が高く、水分を引き寄せて角質層にうるおいを与えてくれる保湿成分。また、防腐効果も持ち合わせているため、防腐剤の一部(防腐剤の量を減らす目的)として使用されることもあります。似た効果を持つグリセリンよりもベタつきが少ないのも特徴です。


主にスキンケアをはじめ、ボディケア、ヘアケア、メイクアップなど多様多種なアイテムに配合されています。


<成分表示名称>
BGなど



●グリセリン

BGと同じく吸水性が高い保湿成分。国内で販売されている化粧品の約9割に配合されているとも言われるほどメジャーな成分です。肌になじみやすく、ヒアルロン酸やコラーゲンとの相性も良いので、一緒に配合される場合も多くあります。


BG同様、スキンケアをはじめとした多様多種なアイテムに配合されます。また、グリセリンには水と混ざると発熱する性質があるため、ホットクレンジングジェルにもよく配合される成分です。


<成分表示名称>
グリセリンなど



●アミノ酸

角質層にある天然保湿因子(NMF)の半分以上をしめる保湿成分。もともと肌に存在する成分なので、肌なじみもよく、敏感肌でも使いやすいといった特徴があります。分子量が小さく、角質層まで浸透しやすい性質を持ちます。


主に敏感肌用のスキンケアアイテムに配合される成分です。また、アミノ酸系の洗顔料やシャンプーなどの洗浄アイテムにもよく配合されます。


<成分表示名称>
アスパラギン酸、グルタミン酸、セリン、グリシン、アラニン、イソロイシン、チロシンなど
※シャンプーや洗顔料などの洗浄系のアイテムでは「ココイルグルタミン酸TEA」「ココイルグルタミン酸Na」「ラウロイルグルタミン酸Na」などと表記されています。



(2)水分をかかえこむ


水分を抱え込む成分を配合したアイテムのイメージ

分子が大きい保湿成分です。水分をかかえこむように取り込むので、湿度の影響を受けることなく、うるおいを保ってくれます。もともと肌の真皮に存在する成分が多いのも特徴です。



●ヒアルロン酸

1gで6リットルの水分をかかえこむことができる保湿成分。もともと人の真皮に存在し、角質層に浸透するとたくさんの水分をかかえこんでくれます。


代表的な成分は肌表面でうるおいをキープする「ヒアルロン酸Na」ですが、そのほかにも油となじむことで保湿力を高める「アセチルヒアルロン酸Na」や、分子を小さくすることで角質層に浸透しやすくした「加水分解ヒアルロン酸」などがあります。


スキンケアをはじめ、ボディケア、ヘアケア、メイクアップなど多様多種なアイテムに配合される成分です。また、「アセチルヒアルロン酸Na」は油となじみやすいので、日焼け止めにもよく配合されます。


<成分表示名称>
ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸Naなど



●コラーゲン

もともと人の真皮にあり、ハリや弾力をつくるのに欠かせない保湿成分。


コラーゲンには肌表面を保湿し、水分蒸発を防ぐ働きをもつ「水溶性コラーゲン」や、小さい分子が角質層まで浸透し、水分を保持する「加水分解コラーゲン」などいくつかの種類があります。


肌や髪の毛の表面を保護し、しなやかに保つ役割もあるので、スキンケアやヘアケアアイテムに配合される成分です。また、ドリンクやサプリメントにもよく使用されています。


<成分表示名称>
加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、アテロコラーゲンなど



(3)水分をはさみこむ


水分をはさみ込む成分を配合したアイテムのイメージ

肌のうるおいを保持するうえで欠かせない細胞間脂質を形成するラメラ構造と同じ働きをする保湿成分です。水と油になじみやすい性質を持っているので、水分をしっかりはさみこんでキープする特徴があります。



●セラミド

角質層の水分を保持し、バリア機能にも欠かせない細胞間脂質のほとんどを占める保湿成分。油溶性でありながらも、水ともなじみやすい成分なので、細胞間脂質を形成するラメラ構造を補修する働きがあります。疑似型や植物型などがありますが、なかでもヒト型は特に肌となじみやすいセラミドであると言われています。


主に乾燥肌や敏感肌向けのスキンケアアイテムに配合されている成分です。


<成分表示名称>

  • ヒト型:セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAPなど
  • 植物型:コメヌカスフィンゴ糖脂質など
  • 疑似型:セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなど


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●レシチン

細胞間脂質と同じ性質をもつ保湿成分。セラミドと同じく、細胞間脂質にあるラメラ構造の形成に働きかけてくれます。角質層になじみやすく、保護効果もありますが、酸化しやすく不安定であるため、安定性を高めた「水添レシチン」が配合される場合もあります。


乾燥による肌悩みに効果的で、主に敏感肌やエイジングケア向けの美容液や乳液、クリームに配合される成分です。


<成分表示名称>
レシチン、水添レシチン、水素化レシチンなど



(4)水分を逃さない


水分を逃さない成分を配合したアイテムのイメージ

角質層に浸透させた水分の蒸発を防ぐ、蓋代わりの役割を担う保湿成分です。主に美容液や乳液、クリームに配合されます。



●スクワラン

サメの肝臓に含まれるスクワレンを安定化させたオイル状の保湿成分。もともと人の皮脂にも存在し、皮脂膜を形成するのに欠かせない成分でもあります。肌を柔らかくしたり、うるおいを守るエモリエント効果を発揮したりするなどの働きをします。オイルでありながらもベタつきがないのが特徴で、植物性や合成タイプもあります。


主にオイル美容液として配合されますが、クリームやマッサージ用のオイルに配合し、感触調整のために使われることもある成分です。また、低刺激なので敏感肌用のスキンケアアイテムにも使用されます。


<成分表示名称>
スクワランなど



●ホホバ油(ホホバオイル)

ホホバと呼ばれる植物の種から抽出された保湿成分。ホホバは暑い国(メキシコ)で育つ植物なので、高温に強く、水分保持力が高いという特徴があります。また、人の皮脂と似た成分なので、肌表面に膜を張り、水分蒸発を防ぐ働きをもちます。


さらっとした感触で肌なじみがよく、スクワランと同じくオイル美容液を中心に配合されます。そのほかにも肌荒れを保護する乳液やクリーム、シャンプーなどのヘアケア用品に配合される成分です。


<成分表示名称>
ホホバ種子油、ホホバ種子エキスなど



●ワセリン

石油由来の保湿成分。石油が原料ではあるものの、天然の石油を高純度で生成しているため、不純物はほとんど入っておらず、子どもでも使える成分です。肌表面で膜をつくり、水分蒸発を防ぐ働きがあります。ワセリンは純度により色が異なり、純度が低いと黄味がかり、高くなるほど白くなるという特徴があります。


ベタつきはあるものの、高いエモリエント効果を発揮するので、唇や肌の保護クリームに配合されます。また赤ちゃん用のベビーワセリンや医療用ワセリンなど、幅広い分野でも使われる成分です。


<成分表示名称>
ワセリンなど



効果や働きから自分に合う保湿成分を選ぼう!

化粧品を中心に配合される保湿成分には、それぞれ違った効果や働きがあります。保湿ケア商品を手に取るときは、ぜひ自分の肌悩みや肌状態に合わせた保湿成分を選んでみてくださいね。



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