【50代のたるみ講座】首元のたるみケア方法を紹介!お手軽リンパマッサージも
意外と目立ちやすい部分であり、見た目年齢をあげてしまう首元のたるみ。顔のようにメイクで隠すこともできないため、首元が開いた服を着る時に悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、首元がたるむ原因と併せて、おすすめのケア方法をご紹介。簡単にできるリンパマッサージのやり方についても解説します。
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【50代のたるみ講座】たるみ毛穴ができる原因って?キュッとした毛穴を目指そう!
首元がたるむのはなぜ?原因について解説
首のたるみは様々な要因により起こります。なかでも多い原因について、まずは解説しますね。
原因①加齢によるハリ不足や筋力の衰え
加齢により、肌の弾力を支えるコラーゲン繊維やエラスチン繊維が減少すると、ハリ不足により、たるみもできやすくなります。
また、顎から首、デコルテまでにかけては、広頚筋と呼ばれる筋肉が付いていますが、年齢を重ねるとともに、広頚筋も衰えるため、首にたるみが生じる場合も。
50代以降、首のたるみが急に目立つようになった場合は、これら加齢によるハリ不足や筋力の衰えが原因である可能性が高いでしょう。
原因②お手入れ不足による乾燥
首の皮膚は頬の3分の2程度しかないため、顔以上に乾燥しやすい部位でもあります。
また、首元はスキンケアを怠りがちな部分でもあるため、乾燥により、小じわができる場合も。そのまま小じわを放置することにより、たるみが現れる可能性もあるのです。
原因③長時間のスマホやパソコンの使用
近年は日常の中で、長時間スマホやパソコンを使うことも珍しくなくなりましたが、どうしても使用中は無意識のうちにうつむき姿勢になりがち。
首は、皮膚が薄いため、うつむき姿勢が長時間続くことにより、たるみができやすい状態をつくってしまう可能性もあります。
首のハリ不足に!お手軽リンパマッサージの方法
加齢による首のハリ不足は、代謝が下がっていることも、原因のひとつです。そこで、日常の中では、ぜひ新陳代謝を促すためのリンパマッサージを取り入れるようにしてみましょう。
① 首を動かして筋肉をゆるめる
私たちの身体に流れるリンパには、心臓のように自ら収縮するポンプはなく、筋肉をほぐし、圧をかけることにより動くという特徴があります。
そのため、リンパマッサージをする時は、最初に緊張状態になっている首の筋肉をほぐし、リンパが流れやすい状態をつくってあげましょう。
首を360度回転させたり、反対側に引っ張ったりしながら、縮んだ首の筋肉をほぐしてあげてくださいね。
② マッサージクリームを手に取る
リンパマッサージを行う時は、必ず専用のマッサージクリームを使用するようにしましょう。手に何もつけない状態でマッサージを行うと、摩擦ダメージにより、さらにたるみが目立つ原因にもつながります。
もしも、手元にマッサージクリームが無い場合は、乳液や美容オイルを代用しても大丈夫です。
③ 首のリンパ節を流すようにマッサージを行う
首には、図のように「顎下リンパ節」「上深頸リンパ節」などをはじめ、様々なリンパ節があります。さらに鎖骨部分には、身体のゴミ箱とも呼ばれ、最終的にリンパ液が流れ着く先である「リンパ本幹」が存在します。
リンパマッサージでは、このリンパ節に沿う形で首全体をマッサージするようにしましょう。
まずは顎下に両手4本の指を置き、軽い力で押さえながら、流すよう後頭部までをマッサージします。
その後、首側面から鎖骨までを軽くなでるように両手4本の指を下へと流していきます。
最後に指の先で鎖骨部分にある「リンパ本幹」をぐっと押します。これを3~5回ほど繰り返しましょう。
なお、首元は皮膚が薄く、ダメージを受けやすい部分なので、力の入れすぎには気をつけてくださいね。
また、マッサージのやりすぎは、かえってたるみを悪化させる原因にもつながるため、1日1回程度を目安に続けてみるようにしましょう。
首元のケアにおすすめのアイテム
肌の乾燥も首のハリ不足が起こる原因のひとつです。特に首元は、ついお手入れを怠りがちな部分だからこそ、普段のスキンケアでは、顔と併せて保湿するように意識しましょう。
昨今は、首元のケアができるアイテムもたくさん登場しています、なかでも、50代女性におすすめのアイテムをご紹介しますね。
<首専用シートマスク>
首専用シートマスクは、首元に貼るだけで保湿ケアができるアイテムです。
最大の特徴は、何といってもそのお手軽さ!顔用のフェイスマスク同様、シートを首に貼るだけでケアが完了するので、すぐにでも首元のケアをはじめたいという方におすすめです。
また、毎日使用できる大容量入りのシートマスクから、特別な日のスペシャルケア向きのシートマスクまで、様々な商品が展開されているため、使用用途に合わせて選びやすいというメリットもありますよ。
<ネッククリーム>
ネッククリームは、その名の通り、首からデコルテまでを中心にケアできるアイテム。デコルテ用クリームとも呼ばれます。
通常のスキンケアアイテムやボディクリームでも、首元の保湿ケアは可能ですが、首と顔では、皮膚の薄さも異なります。そのため、本格的なケアを目指すのであれば、首の仕組みを考えてつくられたネッククリームを取り入れるのがおすすめなのです。
また、首元は年齢があらわれやすい部位だからこそ、ネッククリームのなかには、エイジングケア*成分を配合した商品もありますよ。
*年齢に応じたお手入れ
50代からは首元のお手入れも始めよう!
スキンケアと聞くと、顔にばかり意識がいきがちですが、50代からは、ハリ不足が気になる首元にも意識を向けてみてはいかがでしょうか。首元は年齢サインが現れやすい部位だからこそ、ハリを維持し続けることで、明るい印象に見せることができます。
まずは、簡単にできるマッサージやスキンケアを通して、首元のお手入れ習慣を身につけてみましょう。
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書いた人
ライター:LISA
<プロフィール>
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタク。
不規則な食生活が続きがちで、健康維持はもっぱらサプリメントに頼りがち。
<所有資格>
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ