夏の肌がくすみやすい原因は?明るい肌を保つ方法
「夏になると肌がなんだか冴えない」そんな経験はありませんか? 夏は肌のくすみを感じやすい季節。原因がいくつか考えられるため、状態にあわせた対応をとりたいところです。
そこで今回は、夏の肌のくすみについて原因別で対策をご紹介します。
夏は肌のくすみが起こりやすい季節
くすみとは、肌の透明感が失われて色が変わって見える状態のこと。夏は季節的な影響で肌がくすみやすい季節といえます。主な原因は以下の4つです。
1.メラニン
2.角質肥厚
3.血行不良
4.乾燥
明るい肌を保つには、原因に合わせた対策をとることが大切です。原因別で詳しくみてみましょう。
原因1、メラニンによるくすみ
肌が茶色っぽくくすんでいる場合は、メラニンによるくすみの可能性があります。メラニンは体の色を構成する色素。髪やほくろ、シミなどもメラニンによって色づけられています。
メラニンは紫外線や摩擦などによるダメージを防ぐために増加するもの。日焼けや摩擦を繰り返してメラニンが蓄積し、それが排出されずにたまっていくと、肌が茶色っぽくくすみます。
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対策:こまめなUVカットと美白アイテムの投入を
紫外線の強い時期は、UVカットを徹底しましょう。2、3時間おきに日焼け止めを塗り直したり、カーテンや衣類で紫外線をブロックしたりと、こまめな対策が欠かせません。
メラニンの生成抑制やたまったメラニンの排出を助けるために、美白化粧品に頼るのもおすすめです。ビタミンC誘導体やアルブチン、コウジ酸、リノール酸Sなどが配合されているものを選ぶとよいでしょう。また、スキンケアやメイクで肌に触れるとき、擦らないように気をつけてください。
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原因2、角質肥厚によるくすみ
夏は肌のターンオーバーの乱れにも注意したい季節。角質が厚くなることによって、くすみが起こりやすくなります。
肌がゴワゴワしたりメイクのりが悪かったりする方、透明感がなく薄暗くなったりしている方は、このタイプかもしれません。角質肥厚の原因としては、ターンオーバーの乱れや加齢、疲労などが考えられます。
対策:良質な睡眠と食事はマスト、肌のスペシャルケアも
ターンオーバーを整えるためには、質のよい眠りとバランスのとれた食生活を意識しましょう。眠りが浅い方は、睡眠を阻害するブルーライトを浴びない工夫を。就寝直前までスマートフォンやパソコンを触るのは控え、暗くした部屋で休んでください。
食事面では、肌のもととなるタンパク質、エイジングケアとして取り入れたいビタミンACEを含む緑黄色野菜などを積極的に。たまった角質を落としたいときは、ピーリングやゴマージュなどを週に1回程度取り入れるのもよいでしょう。古い角質がはがれ落ちて、お悩みの解消につながります。
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原因3、血行不良によるくすみ
夏はエアコンの影響で冷えやすい季節でもあります。冷えや疲れで血液の流れが悪くなると、毛細血管が青緑色に目立つことから、肌が青みを帯びて暗く見えやすいです。
対策:体を動かす習慣づけと、夏でも入浴を
血流アップには運動がおすすめですが、暑い時期はサボりがちに。室内でできるストレッチでもOKなので、体を動かす習慣をつけましょう。
また、夏はシャワーで済ませてしまう方も多いですが、冷えた体を温めるには入浴が効果的です。湯船に浸かることで日々の疲れもとりやすく、心身を癒すことができます。
原因4、乾燥によるくすみ
エアコンや紫外線によるダメージなど、夏の肌はさまざまな原因から乾燥しやすいもの。乾燥でキメが乱れると肌がくすんで見えることもあります。また、スキンケアを軽くしたり、乳液やクリームを省いたりして、保湿不足で乾燥するケースも少なくありません。
対策:さっぱりタイプでも保湿成分はきちんと
たとえ夏であっても、スキンケアでは化粧水や乳液、クリームなどで水分と油分の両方をバランスよく補う必要があります。テクスチャーがさっぱりしたものでもOKなので、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されたものを選んでください。
原因別の対策で夏も澄み渡る肌をキープ
夏はくすみやすい季節のため、原因が複合的になっていることも。心当たりのある対策をひとつずつ取り入れて、丁寧にお手入れしてみてくださいね。