STOPワキ汗!シーン別制汗剤と服選びのポイント
薄着になると気になるワキ汗。服に染みたりニオイに気付かれたりするのが心配で、夏のオシャレを思いっきり楽しめないという人もいるでしょう。
タオルで拭いたりカーディガンを着て隠したり…そんなその場しのぎのケアでは追いつかないという人こそ、今年は一歩踏み込んだケアをしてみませんか?今回は、本格的な夏が到来する前に知っておきたい、ワキ汗の原因と効果的な対策をご紹介します。
どうしてワキは汗をかきやすいの?
暑い日に汗をかくことは、人間の身体が上昇した体温を下げるためにおこなう生理現象です。「エクリン腺」という全身の汗腺から出る汗は、水分を多く含むためサラッとしていて、イヤなニオイもありません。
一方、ワキに多く分布する「アポクリン腺」という汗腺は、ニオイの原因となる物質(タンパク質やアンモニア)を含むのが特徴。ワキは他の部位に比べて汗腺自体の量も多いことから、過度な汗染み、ベタつき、ニオイなどにつながってしまうのです。
ワキ汗に効果的な対策4選
汗自体を止めることは難しくても、シーンに合わせた制汗剤や服の選び方、生活習慣などに気を付けるだけで、量やニオイを抑えることはできます。ここからはその方法を詳しくご紹介していきましょう。
1、制汗剤(デオドラント)を使う
汗の量を抑えたい人には「制汗剤」、汗のニオイを抑えたい人には「デオドラント」がおすすめですが、最近では両方の役割を合わせ持つ商品も多く登場しています。よく使うシーンなども想定して、自分にぴったりのタイプを選んでみてください。
スプレータイプは、手軽に使えるのが魅力的。ワキだけでなく首元や背中まで広範囲にケアできて、シューッとみずみずしい爽快感も得られます。
シートタイプはかさばらずに持ち運びたい人におすすめ。汗のベタつきまで拭き取って、すっきりリフレッシュしたいときに便利です。
直塗りできるロールオンやスティックタイプは、手が汚れないうえゴミが出ないのも嬉しいところ。持ち運びもしやすく、音が出ないので出先のパウダールームでも使いやすいでしょう。
クリームタイプは、密着感と防臭効果が長続きするのが魅力です。汗をかいても落ちにくいので、出勤前やスポーツ前の念入りなケアにも最適です。
軽いつけ心地にこだわりたい人には、水分が多いデオドラントウォーターがおすすめ。全身に使えるタイプなら、シャワー後のような爽快感が得られます。
2、汗染みが目立ちにくい素材の服を選ぶ
服選びで重視したいのは、通気性の良さ。袖口がピタッとした服よりゆったりした服のほうが、風通しが良く熱もこもりません。汗をかいたと思ったらこまめに拭き取ることも大切です。
なかなか汗を拭けない…そんな人は、乾きやすく汗染みも目立ちにくいポリエステル素材の柄物を選ぶとよいでしょう。ニオイが気になるという人は、綿や麻など植物繊維素材のインナーを着ることで軽減できます。
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3、ワキ汗パッドを使う
ただでさえ暑いのにインナーを着るなんて…そんな人にはワキ汗パッドがおすすめです。服に貼るタイプ、肌に直接貼るタイプ、繰り返し使える布製タイプなど、たくさんの種類が発売されています。ズレたり落ちたりしてしまうのが心配であれば、ワキ汗パッド付きのインナーを選ぶのもよいでしょう。
4、有酸素運動を取り入れる
実は汗腺も、筋肉のように鍛えなければ衰えてしまうもの。そうなると、汗のニオイやベタベタはきつくなってしまいます。無臭でサラサラの “良い汗” をかくためには、普段から必要なときに必要な分、正常に汗をかくことで汗腺を鍛える必要があります。ウォーキングやジョギングなど心地よいと思える有酸素運動から日常生活に取り入れて、良い汗をかける身体を目指しましょう。
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それでも汗が止まらない人は?
日常生活に支障をきたすくらいひどい場合は、多汗症の可能性もあります。顔周りのほてりや発汗がひどい場合は、更年期特有のホットフラッシュというケースも。どちらも適切な治療により改善が期待できますので、ひとりで悩まず医療機関を受診してみてくださいね。
今年はワキ汗に悩まない夏にしよう
本格的に暑くなる前の今こそ適度な運動を心がけ、良い汗をかける土台を整えておく。暑い日はなるべく汗ジミやニオイが気にならない服を選び、シーンに合わせて制汗剤を使い分ける。ここまですれば、今年のワキ汗対策は万全でしょう。汗を気にせず夏を楽しめるよう、ぜひためしてみてくださいね!